
「ウクライナ人は1152日、命が勝つのを信じている」=ゼレンシキー宇大統領、復活祭のメッセージ
大統領府がゼレンシキー大統領のメッセージ動画を公開した。
ゼレンシキー氏は、「その日は来る。悪の時間は終わる。命の日が来る。平和の日が。ウクライナの日が。何世紀も続くだろう。そして、私たちは再び一緒に集まることができるのだ。同じテーブルを囲み。平和な復活祭にて。私たち皆にとって暖かく、平穏で、心から快適で、そして当然、おいしい時が。あるべきようになる時が来る。私たち皆がそれを1152日望んでいる。皆がその点で一致している。毎日、特に、全てのキリスト教のウクライナ人が1つの日付で復活祭を祝う今日はそうだ。一緒に。私たちは一緒にウクライナのために戦っている。そして、ウクライナのために一緒に祈っている。復活祭の日に身近な人と一緒にいられない人々のために。仲間と共に前線にいる人のために。私たちの兵士、光の戦士たちのために。私たちは神に、私たちを守ってくれている人々を守るようにとお願いしている。今拘束されている人の意志を強くしてくれますようにと。私たちの拘束されている人々、家へ帰らなければならない全ての人たちのために…。私たちは今日、皆のため、私たちの子供たちのために祈っている。幸せな子供時代を送るべき、全ての男の子、女の子のために。平穏な老後を送るべき父や母のために。待ち焦がれる平和を受け取るに値する私たちの人々皆のために」と発言した。
また同氏は、復活祭はウクライナ人が常に待っている非常に特別な日だとし。なぜなら、その日は皆に希望を与え、「悪にはその時間があるが、神にはその日がある」(編集注:いずれは神(善)が勝つという意味)ことを思い出せてくれるからだとし、それはキリストの地上での苦しみと死、復活の物語に込められた意味の1つであり、遅かれ早かれ、しかし必ず悪は退き、命が勝利するということだと指摘した。さらに同氏は、今のところこの言葉は全てのウクライナ人の心に響いており、全面戦争が1152日間続く中でも色褪せることなく信仰を強めていると発言した。
その他同氏は、「価値こそが、私たち皆を必然的に結び付け、戦争の初日から今まで私たちを団結させているものだ。それは、意志であり、人対である。無関心でないことと人間性である。それこそが、神だ。それこそが、神の顕現なのだ。神は、私たち人の中にある。だから、人の中に光があるのだ。だから、人の中に力があるのだ…。私たちは、何を守っているか知っている。何のために戦っているか知っている。誰のためにかを。そして、どれだけ苦しくても、毎回私たちは、それでも信心を失っていないのだ。なぜなら、その信念は、相互のものだからだ。あなたの隣に立っている人にもある。ウクライナ人にある。悪にはその時間があるが、神にはその日があるということへの信念が」と強調した。
同氏は、どれだけ悲劇的な出来事があろうと、ウクライナ国民は非常に困難な道のりを乗り越えるとし、そのためのエネルギーの源泉は、近しい人々、仲間、周りの人々だと発言した。
Evil may have its hour, but God will have His day. This is one of the meanings enshrined in the story of Christ. Of His earthly suffering and death – and of His resurrection, and the truth that sooner or later, yet inevitably, evil will retreat, and life will triumph.
— Volodymyr Zelenskyy / Володимир Зеленський (@ZelenskyyUa) April 20, 2025
That is… pic.twitter.com/W4ChVWWFuP