ウクライナのキーウ〜ウジホロド路線で特別列車「桜トレイン」が運行開始
ウクライナの地域発展省が報告した。
「桜トレイン」は、日本の象徴として知られている桜の咲くキーウとウジホロドの間を走っていく。同省は、「ウクライナにとってこの列車は、刷新、復興、パートナーたちと一緒に前進する様子を象徴するものとなった」と指摘している。
12両編成の車両は桜の花びらで飾られており施されており、客室乗務員は同列車の運行開始に合わせて特別に制作された、ザカルパッチャ地方の様式のスカーフを着用して勤務するという。
この列車の乗客は、車両内で日本の文化、建築、芸能に関するオンラインポータルにアクセスできる他、日本食要素、ボードゲーム、ウクライナ・日本共同の文化プロジェクトも楽しめる。


国鉄ウクルザリズニツャが「桜トレイン」を披露 写真:マルヤンナ・コティク/ウクルインフォルム

クレーバ復興担当副首相兼地域発展相は、日本は既にウクライナに対し、金融、人道、技術支援といった、合計150億ドル以上の支援を提供していると強調した。
さらにクレーバ氏は、鉄道インフラ支援における日本の貢献に別途言及し、国際協力機構(JICA)の協力により、ウクライナは「日本製鉄」社製のレール約2万8000トンと数十点の特殊機材を受け取っており、これにより主要路線の約200キロメートルの線路を更新することが可能となっていると説明した。
「桜トレイン」登場 写真:ウクライナ鉄道
その他、ウクルザリズニツャ社は、フェイスブック・アカウントにて、「桜トレイン」は、日本の春の象徴である桜が咲く、ウクライナの2つの町を結ぶもので、キーウ〜ウジホロド間の第81路線をベースにしたと伝えた。
同社はまた、今回のプロジェクトは在ウクライナ日本国大使館と国際協力機構(JICA)の支援を受けて実施されているものだと伝えている。
そして同社は、「この列車は、ウクライナ、特に鉄道に対する日本国民の体系的な支援への感謝と友好の印だ。つい最近の2026年2月にも、(編集注:日本の)パートナーたちは推定価格400万ドルの日本製P65レール3000トンを私たちに引き渡してくれ、2023年から2024年にかけては、2万5000トンのレールと、4200万ドル相当の建設・積載機材27台を受け取っている。これは言葉だけではなく行動による具体的な支援であり、今日、この象徴的な列車によって結実した」と強調した。
さらに同社は、「この路線の一部で日本製のレールの上を走行することは、さらに象徴的だ」と強調した。
国際協力機構(JICA)ウクライナ事務所も、Xアカウントで「桜トレイン」の運行開始を報告した。
JICAは、「桜トレインがキーウとウジホロドの間で運行を開始した。これは日本とウクライナの友好、日本によるウクライナへの継続的な支援を象徴している。JICAは、引き続きウクライナと寄り添っていく」と伝えた。
Поїзд «Sakura Train» розпочав курсування між Києвом та Ужгородом, символізуючи дружбу між Японією та Україною й постійну підтримку України з боку Японії. JICA продовжує стояти пліч-о-пліч з Україною. pic.twitter.com/JR0Fdve4WH
— JICA Ukraine Office (@jicaUkraine) April 28, 2026