ロシア、ウクライナ軍のドンバス地方からの撤退まで三者和平交渉を停止すると表明
モスクワ・タイムズが報じた。
ウシャコフ氏は、「ウクライナの交渉担当者含め、誰もが理解していることだが、現在キーウが行うべき真剣な一歩は1つだけであり、その後、第一に軍事行動が停止され、第二にさらなる長期的な解決の展望に関する真剣な議論の見通しが開くことになる」と発言した。
また、これに先立ち、クレムリン報道官のペスコフ氏も、交渉継続のためにウクライナはドンバスから軍を撤退させなければいけないと述べていた。
ウシャコフ氏はまた、ジュネーヴでの数回にわたる三者交渉の後、この形式でのウクライナに関する接触は行われていないと述べた。同氏は、米国は現在別の「非常に重大かつ重要な問題」で忙しいと言及した。
なお、今年2月のジュネーヴでの会合後、ロシア代表者たちは、自らの要求が拒否された場合、ロシアは交渉プロセスから離脱する準備があると主張していた。ロシア当局者によれば、他のほぼ全ての事項は既に解決されているため、「要求」とは、ウクライナによる領土的譲歩(ドンバス地方からのウクライナ軍撤退)を意味すると指摘した。
これを受け、ウクライナの国家安全保障国防会議(NSDC)傘下偽情報対策センターのコヴァレンコ所長は、ウクライナが自国領からの撤退を拒否していることから、今回の表明はロシアによる事実上戦争を終わらせる意思がないことを確認するものだと指摘した。
同氏はまた、これによりロシアは「彼らにとって平和など全く必要としておらず、戦闘なしで、さらなる攻勢のための足がかりを得ようとする試みに過ぎなかった」ということだと説明した。同時に同氏は、ウクライナは「自国の土地からは出ないことを明確に表明していた」と改めて説明した。
なお、7日、ウクライナの国家安全保障国防会議(NSDC)書記であり、ウクライナ交渉グループの団長であるウメロウ氏が訪米していた。