NATOの欧州加盟国、26、27年にウクライナへ700億ユーロを追加供与へ=メルツ独首相
メルツ首相がアンカラNATO首脳会談への出発前に記者団に対して発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
メルツ氏は、「ドイツのイニシアティブにより、ウクライナへの新たな追加資金の提供に関する合意が達成されるはずだ。2026年と2027年に、欧州の同盟国はさらに700億ユーロを提供する」と発言した。
また同氏は、ロシアによる対ウクライナ戦争がNATO首脳会談の主要議題の1つになるとの見方を示した。同氏はそして、今回の会合が「アンカラの精神」を生み出し、同盟国の結束強化とロシアへの圧力における重要な段階となることへの期待を示した。
その際同氏は、「私たちが共同でアンカラの精神を呼び起こすことに成功することを望んでいる。今回の首脳会談からは、NATOが北大西洋のものであり続けられるよう、私たちはより欧州的なNATOを構築していく、というシグナルが発せられなければならない」と発言した。
そして同氏は、アンカラでの会合が「この戦争における転換点」となることへの期待を示した上で、「クレムリンは、ロシアはこの戦争で勝利することはできず、自らの戦争目的を達成することはできないということを、徐々に自覚しなければならない」と強調した。
同氏はまた、同盟国はエヴィアンでのG7首脳会談の際に示した結束を発展させていく重要性を指摘した。その際同氏は、「私たちはまた、エヴィアンでのG7首脳会談で達成することのできた結束を強化することも試みたい。そこでは、ご存知の通り、私たちはトランプ大統領と共に、モスクワに対してこの戦争を停止するよう非常に明確に要求した。それ(停戦)はモスクワ次第だ。これが私たちの共通の確信だ」と発言した。
加えて同氏は、ロシアは引き続き欧州の安全保障にとって深刻な脅威であり続けていると訴え、「モスクワは毎日、サイバー攻撃、破壊工作、スパイ行為の試み、意図的な偽情報によって、私たちの決意を試している」と指摘した。