ウクライナとポーランドは共通の敵を抱えており、緊張があっても協力しなければならない=ポーランド大統領
ポーランドのナヴロツキ大統領がアンカラでのNATO加盟国首脳会議の開始前に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ナヴロツキ大統領は、ポーランドの主要な戦略的課題の1つが、NATOにおける結束と連帯の強化、欧州と米国の間の強固な関係の維持だと強調した。
また同氏は、ロシアは何世紀にもわたりポーランド及び中東欧全体にとっての主要な脅威であり続けてきたし、今もそうだと指摘した。同氏はそして、「首脳会談では、ロシアがNATOにとっての脅威であり、今後も脅威であり続けるということが言及されなければならない」と述べた。
ウクライナとの関係については、ナヴロツキ氏は、前日に開催されたNATO首脳による非公式夕食会の際、ウクライナのゼレンシキー大統領と短いやりとりを行ったことを報告し、今回の首脳会談の間のさらなる接触の可能性を否定しなかった。
その際同氏は、「(編集注:ポーランドとウクライナは)隣国であり、ロシアという共通の敵を抱えている国同士が、一定の二国間の緊張があっても、対話を維持するのは自然なことだと私には思える」と指摘した。
同氏は加えて、ポーランドとウクライナの間の歴史を巡る論争が、安全保障問題における協力を妨げてはならないと述べた。同氏はまた、「ウクライナはロシアとの戦争状態にある。ポーランドもまた何世紀もの間、ロシアとの戦争や紛争があった。そのため、この状況に対する基点と理解は存在する」と強調した。
同氏はその他、ポーランドは今後もNATOの東翼の強化を支持し続けており、自国内における米軍の駐留維持を主張していることを改めて確認した。また同氏は、現在ポーランドには約1万名の米軍軍人が駐留しており、ポーランド側は彼らの駐留を恒久的なものにすることを目指していると述べた。
さらに同氏は、ポーランドが国防費に国内総生産(GDP)の約5%を費やし、全ての同盟上の義務を履行している、NATO加盟国の中で最大級に活発な国の1つであり続けていると述べた。
同氏はまた、現在旧東西ドイツの国境で途切れているNATOのパイプラインをポーランド及び中欧まで延伸させるよう働きかけるとし、それはNATO東翼の安全保障に肯定的な影響を与えると指摘した。
写真:ポーランド大統領府