「安全地帯の創設」 露ベルゴロド州でのロシア人戦闘員による行動にウクライナ情報機関コメント

「安全地帯の創設」 露ベルゴロド州でのロシア人戦闘員による行動にウクライナ情報機関コメント

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ウクライナ国防省傘下情報総局所属のユソウ氏は22日、ロシア・ベルゴロド州にてロシア国民のみが参加する民間ウクライナ人の保護のための「安全地帯」創設のための作戦が遂行されていると発言した。

ユソウ氏がウクライナの公共放送局「ススピーリネ」にコメントした

ユソウ氏は、「ええ、今日、ロシア国民により構成されている『ロシア志願軍団』と『ロシア自由軍団』が、ウクライナ民間人の保護のための一定の安全地帯の創設を目的として、いわゆるプーチン体制からのベルゴロド州領土の解放と対立者排除の作戦を始めた」と発言した。

同氏はまた、現時点で情報機関はその作戦の計画にはコメントしないとしつつ、他方で、その作戦の課題と結果により、ウクライナ民間人の安全とテロ集団からのテロ攻撃・砲撃からの保護の水準が高まることになると指摘した。

さらに同氏は、現時点で犠牲者情報は確認中だと伝えた。

その他同氏は、「『ロシア志願軍団』と『ロシア自由軍団』は、彼らの方策は民間人にとって脅威を生み出さないこと、その目的はテロ組織から国境を排除し、プーチン体制から領土を解放することだと強調している」と発言した。

また、ポドリャク宇大統領府長官顧問は、ツイッター・アカウントにて、本件につきウクライナは情勢を観察し、分析しているが、事態に直接の関係は有していないと書き込んだ

ポドリャク氏は、「ネジの締まった全体主義国家において、唯一の政治的原動力となるのは常に武器を手にしたパルチザン運動しかない。ウクライナは露ベルゴロド州の出来事を関心を持って観察しており、状況を分析しているが、それに直接の関係は有していない。ご存知のとおり、戦車はロシアの軍用品店のどこでも販売されているし、地下パルチザン集団はロシア国民によって構成されている」と書き込んだ。

これに先立ち、22日、複数の報道機関が露ベルゴロド州で爆発音が聞かれたと伝え、その後、同地にロシアの志願兵が現れたと報じていた。

ロシアの報道機関によれば、ロシアのペスコフ露大統領報道官は、プーチン露大統領にはすでに「突破の試み」について報告が行われたという。ペスコフ氏は、ベルゴロド州での出来事につき「ウクライナの工作」だと呼び、その目的は「バフムート方面から注意を逸らすこと」だと指摘している。さらに同氏は、ロシア戦力は工作員を殲滅しようとしていると発言した。

写真:ロシア自由軍


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