
ウクライナ空軍、露軍ミサイル「キンジャル」を初めて撃墜した「パトリオット」要員を紹介
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ウクルインフォルム
ウクライナ空軍は4日、2年前に防空システム「パトリオット」にて、キーウ上空で世界で初めてロシア軍の空中発射型弾道ミサイル「キンジャル」を撃墜した同システムの要員を紹介した。
空軍がフェイスブック・アカウントにインタビュー動画を掲載した。
投稿には、「2023年5月4日、空軍指令部『ツェントル』第96地対空ミサイル・キーウ旅団分隊の軍人たちが極超音速弾道ミサイル『キンジャル』を撃墜した」と書かれている。
撃墜した要員ドミトロー氏は、自身は以前はプログラマーだったとし、全面戦争が始まった時に軍に入ったが、まさか防空システム『パトリオット』を使って世界で初めてロシアの『キンジャル』を撃墜することになるとは思わなかったと語った。
ドミトロー氏はまた、自身も同僚も、その日ロシア軍がキーウを「キンジャル」で攻撃してくることは知らなかったと述べた。そして同氏は、当時の様子につき、「私たちはモニターで、それが弾道ミサイルであるのを目にしたが、最初は、それが単なる『イスカンデル』(編集注:『イスカンデルM』)だろうと思っていた。破片が飛び込んできて初めて、それが『キンジャル』だったことを知った。皆喜び、皆互いに祝福し合った。ロシアは、『キンジャル』は撃墜できないと話していたが、しかし、そべて撃墜できる、全て撃墜されることがわかっている。(中略)それは、超極音速弾道ミサイルが初めて撃墜された時だった」と語った。
空軍は、外国のパートナーたちに、勝利へ向かうウクライナ国民への強力な支援につき謝意を表明した。また空軍は、「対空ミサイル要員たちに、修得技術、調整能力、責任、専門性、自らの大地への愛につき感謝している」と伝えた。