
ウクライナ情報機関が中国にロシア領で無人機製造を行っている中国国民の情報を渡す=ゼレンシキー宇大統領
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は22日、ウクライナは中国に対して、ロシア領の無人機工場で働いている中国国民に関する情報を渡すと発言した。その際同氏は、ロシアは、中国国民と協力することで、中国政権を迂回する形で、無人機製造技術を盗むことができた可能性を指摘した。
ゼレンシキー大統領が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ゼレンシキー氏は、「私は、ウクライナ保安庁(SBU)に対して、ロシアの無人機製造工場で働いている中国国民に関して広範な性格の情報を中国側に渡すよう要請した。私たちの情報によれば、ロシアが、その国民と合意して、中国首脳陣の合意の外で、その技術を盗んだかもしれない。情報には、それら無人機の作業に関する中国の関連技術も記載されている。私は、彼らのパートナーがその人物たちとどのように働いているかを中国が目にすることが重要だと思っている」と発言した。
同時に同氏は、今日、対外行動庁が中国側に中国からロシアへの武器の供給可能性に関する短い情報を渡すはずだとも伝えた。また同氏は、ウクライナ外相も自らのチャンネルを通じて、関連情報を北京の大使館に渡すとも発言した。
さらに同氏は、「また私たちは、別のチャンネルを通じて、関連情報を北京に直接渡すことも試みる」と発言した。
そして同氏は、両国の首脳レベルの対話はなかったとし、情報の交換は大使館と外交官を通じて行われていると指摘した。