
シビハ宇外相、今後停戦内容を交渉する専門家チームが編成されると報告
シビハ外相がワルシャワにて記者団に対して発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
シビハ氏は、「私は『領土面譲歩』という言葉を受け入れない。つまり、ウクライナの領土一体性と安全保障を代償とする譲歩は一切生じないということだ」と発言した。
また同氏は、次の具体的な行動は、交渉チームを編成することだとし、ウクライナ側からは「あり得る一時的停戦のパラメーター策定の具体的作業を行う」チームを組む用意があると述べた。同氏は、そのチームには軍人や法律専門家が入るとし、「様々な機関や当局の代表者からなる強力なチームとなり、彼らが交渉プロセスに関与していく」と指摘した。
加えて同氏は、ウクライナにはロシアとの間の和平交渉に否定的な経験があるとし、ロシアはミンスク・プロセスの際に停戦を25回違反したと喚起した。同氏はそして、「そのため、その文脈では、米国側の参加が非常に重要である」と指摘した。
その他同氏は、ウクライナは欧州の一部であるため、ウクライナはジッダ協議の総括として出された共同声明に欧州の重要な役割が記述されることを主張したと伝えた。同氏は、ウクライナは欧州の交渉への参加に関心があるとし、欧州連合(EU)のパートナーと恒常的に協議しているところだと述べた。
同氏はさらに、ウクライナは欧州内外の同僚と協議しており、とりわけ「ウクライナの永続的平和の要素として」のウクライナへの外国軍部隊の展開について話し合っていると伝えた。その際同氏は、ウクライナと友好国の間の共同決定に対しては、どのような第三国も「拒否権を有していない」と強調した。その点で同氏は、フランスにおいて、マクロン仏大統領の参加の下、「有志連合」国の軍の参謀総長たちが会談したことと、3月15日にスターマー英首相主催でゼレンシキー宇大統領の出席の下で、「有志連合」オンライン首脳会議が開催されることが重要だと指摘した。