
安全の保証は欧州からも米国からも必要=ゼレンシキー宇大統領
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は、ウクライナの将来の安全の保証は欧州諸国から米国からもあるべきだと発言した。
ゼレンシキー大統領がイタリアの記者チェチリア・サラ氏へのインタビュー時に発言した。なお、サラ氏はイランに数週間にわたり拘束されていた記者。
ゼレンシキー氏は、「誰が(編集注:ロシアを)止められるかといえば、多数の同盟国だけがそれは可能である。もし米国がなければ、ウクライナは自らの軍を減らすわけにはならず、むしろ増やさなければならない。なぜなら、欧州(だけ)では不十分だからだ。ところで、それが私のスイスでのメッセージだった。それら(欧州の)軍は全てロシア軍と比べれば弱い」と発言した。
また同氏は、ウクライナ防衛戦力は現在80万人以上の兵力で構成されており、フランス軍は20万強、その他の欧州の国軍はさらに小さいと指摘した上で、そのためロシアに効果的に対峙することができるのは、米国の参加があった場合のみだと指摘した。
そして同氏は、「安全の保証は欧州+米国であるべきだ」と強調した。
その文脈で、同氏は、トランプ大統領は「確かに戦争を終わらせたがっている」との見方を示した。
同氏は、「私は、トランプ氏は、米国の軍、経済、世界経済への米国の影響力。彼自身の性格の観点から、世界の誰よりも迅速にそれが可能だと思っている。私は、彼は他の誰よりも間違いなく迅速にそれに影響を及ぼせると思っている」とした上で、「そして、中国も影響力は大きいが、米国の方が大きい」と補足した。
写真:大統領府