
キーウの負傷者数90名に増加 死者数9名
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ウクルインフォルム
ウクライナ内務省コミュニケーション局は、24日未明のロシア軍によるウクライナ首都キーウへの攻撃による負傷者数が90名に上ったと報告した。
内務省コミュニケーション局がテレグラム・チャンネルで伝えた。
報告には、「攻撃により少なくとも8名が死亡。当初死亡したと思われていた9人目については、現在法医学鑑定中の遺体の一部であった。死者の中には、1つの家族の2003年生まれと2005年生まれの2名の児童もいる。90人が負傷し、44名が現在医療機関にいる」と書かれている。

キーウへの攻撃の被害 写真:ダニーロ・アントニューク/ウクルインフォルム
瓦礫の下にはまだ人がいる可能性があるという。現場では、救助隊と国家非常事態庁の救助犬部隊が活動しているとのこと。

キーウへの攻撃の被害 写真:キリロ・チュボチン/ウクルインフォルム
クリメンコ内務相は、キーウ市内で捜索救助作業が続く地区を訪れた際に、「男性1名が瓦礫の下で8時間過ごし、私たちは彼を生存している内に救助できた。そのため、私たちは、全ての遺体を引き上げた、ないし、瓦礫の下にいる人々を救い出したと確信するまでは、昼夜問わず働いていく」と伝えた。
その後、国家警察と国家非常事態庁の代表者は、ウクルインフォルムの記者に対して、キーウ市内スヴャトシンシキー地区にて、9人目の死者となる女性の遺体が発見されたと伝えた。
レウチェンコ・キーウ警察広報室代表者は、「女性の遺体が見つかった。今のところそれ以上の情報はない」と発言した。
建物の住民たちもまた、同情報を認め、「女性の遺体が見つかった。17歳の青年については、今も捜索が続いている」と述べた。
更新(4月24日16時39分):警察と国家非常事態庁の代表者による9人目の死者の遺体発見に関する情報を追加