
メルツ独首相、ロシアに対して来週からの30日間停戦を呼びかけ
ウクルインフォルム
ドイツのメルツ首相は9日、ロシアに対して来週からの30日間の停戦の提案に同意するよう要請し、それはプーチンが平和への準備があるかどうかを計る本当のテストとなると発言した。
メルツ首相が、ブリュッセルでのルッテ北大西洋条約機構(NATO)事務総長との共同記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
メルツ氏は、「モスクワで大きな軍事パレードで祝われており、その一環で停戦について合意することができた(編集注:ママ。ロシアが一方的に発表しただけであり、合意されたものではない)今日という日を考慮に入れると、現在この週末、その後の機会が生じている。ウクライナにおける30日間の停戦を実現するためにこの瞬間を利用するチャンスがある。ウクライナはその提案を支持しており、それに同意している。米国がその措置を主導し、提案した。欧州の大国も明確な支持を表明した。私はまた、この立場はEUとNATO全体に共有されていると考えている。今、ボールはモスクワにある」と発言した。
また同氏は、「この休日から、つまり来週のはじめから、ウクライナにおけるより長期の停戦を確保して、ウクライナにおける永続的な平和についての交渉のための余地を作るチャンスがあるのかどうか」は、今、モスクワにおいて決まることになると発言した。さらに同氏は、それはプーチンのウクライナにおいて平和を実現する意向がどれだけ真剣なものかを示す「極めて確実で明確な」本当のテストだと補足した。
同氏はその上で、「私は、米国大統領をはじめ、本件にてこのように大きなコンセンサスがあることに、私はとても感謝している」と発言した。