
トランプ米大統領は和平交渉に向かわせるためにロシアへの圧力を増すべき=メルツ新独首相
ウクルインフォルム
ドイツのメルツ新首相は9日、米国のトランプ大統領はロシアを和平交渉開始へと向かわせるために、同国への圧力を増すべきだとの見方を示した。
メルツ首相がブリュッセルでのコスタ欧州理事会議長との共同記者会見時に、記者から、前日にメルツ氏が行ったトランプ米大統領との電話会談の内容について質問された際に発言した。
その際メルツ氏は、「双方で失われている兵士の数に関して、トランプ大統領はそれをよく知っている。彼は、払われている人的代償のこと、軍の中や外の犠牲についてよく知っている。私は、私たちが真剣な交渉が行われ得る局面へと移れるようにするために、彼がロシアへの圧力を増すべきだと思っている」と発言した。
また同氏は、EU加盟国はウクライナ情勢に関する共同コミュニケ案を策定したとしつつ、その中身は30日間停戦実施の提案と一致していると指摘した。
そして同氏は、「現在、それはロシアにかかっている。今とか、この週末の間だけそれを行うのではなく。5月9日に予告された停戦の話だ。私は、現在、前に進んで、停戦から和平交渉へと移る時が来ていると思っている」と発言した。
なお、本日、5月9日の欧州の日に、メルツ独首相はブリュッセルを訪問し、EUやNATOの幹部と会談を行っている。