
ウクライナ外務省、中国国籍捕虜に関して中国と連絡
ウクルインフォルム
ウクライナのティーヒー外務報道官は16日、外務省はロシア軍に加わりドネツィク州でウクライナ側に拘束された中国国籍者2名につき、中国側と外交チャンネルを通じて連絡をとっていると発言した。
ティーヒー報道官が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ティーヒー氏は、ウクライナ軍人が中国国民2名を拘束したその日の内に、ウクライナ外務省へと駐ウクライナ中国大使代行が召喚されたことを喚起した。その際中国側には、本件は中国の公的立場の誠実さを疑問に晒し、二国間関係に深刻なダメージをもたらしかないと伝えた上で、双方の信頼へのリスクを回避するために、本件の状況に関して直接的で率直な対話を行うことを呼びかけたという。
そして同氏は、「それ以降、私たちは中国側と外交チャンネルで連絡をとっている。また、その拘束された中国国民に関しては、関連の捜査と対応が継続されていることを認めることができる」とも発言した。
同時に同氏は、中国だけでなく、他の全ての国に向けて、自国民がウクライナで戦争を行うロシア軍に加わることは、違法であり、それらの人物にとっては法的な悪影響が生じる上、当然ながら、それらの国にとっても評判面での悪影響をもたらすものだと喚起した。
その上で同氏は、「そのため、私たちは、全ての国の政府に対して、ロシアが嘘や様々な手段であなた方の国の国民をウクライナに対する戦争へとリクルートしているという事実を摘発し、そのスキームを妨害し、止めて、そのような活動を容認しないよう要請している」と発言した。