ゼレンシキー宇大統領、ロシア略奪穀物輸送船のイスラエル受け入れにつき「制裁を準備」
ゼレンシキー大統領がフェイスブック・アカウントで報告した。
ゼレンシキー氏は、正常な国ならどこでも、盗品の購入は法的責任の生じる行為だとし、それはロシアが略奪した穀物についても同様だと指摘した。
そして同氏は、「そのような穀物を積んださらなる船舶がイスラエルの港に到着し、荷揚げの準備をしている。それはクリーンなビジネスではないし、クリーンにはなり得ない。イスラエル政権がどのような船舶がどのような貨物を積んで自国の港に到着するのかを知らないはずがない」と強調した。
同氏はさらに、「ロシアは一時的占領下のウクライナの土地で体系的に穀物を奪い、占領者と繋がりのある者たちを通じてその穀物の搬出を組織している。このような取引はイスラエル自体の法律に違反するものだ。ウクライナは、類似の事件を不可能にするため、外交チャンネルを通じて必要な全ての措置を講じた。しかし、私たちは今回もまたそのような船舶が止められていないのを目にしている」と伝えた。
その上で同氏は、ウクライナ外務省に対し、全ての国際パートナーに状況を知らせるよう指示したと書き込んだ。
同氏は加えて、「ウクライナは、私たちの情報機関からの情報に基づき、この穀物を直接輸送する者やこの犯罪スキームで稼ごうとしている個人・法人を網羅する関連の制裁パッケージを準備している。関連の個人・法人が欧州の制裁に含まれるよう、欧州のパートナーとも調整を行う」と伝えた。
同氏はそして、「ウクライナは、全ての国家とのパートナー関係及び相互尊重を期待している」と訴えた。また同氏は、「私たちは、中東地域を含む安全をより大きなものにするために実際に活動している。イスラエル政権がウクライナを尊重し、二国間関係を弱体化させるような行動をとらないことを期待している」と補足した。
これに先立ち、4月15日、ウクライナのシビハ外相はイスラエルのサール外相に対し、ロシアの船舶が被占領下ウクライナ領で略奪されたウクライナ産農産物を積んでイスラエルの港に接岸されたと伝えていた。
また、センター「ミロトヴォレツ」の調査プロジェクト「SeaKrime」のヤレシコ記者は、4月12日にイスラエルがロシアの船舶「アビンスクア」(IMO:9303869)のハイファ港への入港を許可したと報告していた。同船は、ウクライナの被占領地から搬出された4万3700トンの小麦を届けていたという。
イスラエルはウクライナに対し、略奪されたウクライナ産穀物の輸送で非難されたロシア船舶を拘束するには、同船が既にハイファ港を離れた後であったため、遅すぎたと伝えていた。
その後4月27日、シビハ氏は、ロシアが被占領地で略奪したウクライナ産穀物を積んだ2隻目の船舶をイスラエルが受け入れたとのニュースについてコメントし、ウクライナ外務省にイスラエル大使を召喚したと発表していた。