ウクライナ国民的詩人の作品、アラビア語訳完成
写真
ウクルインフォルム
10日、ウクライナ首都キーウで、同国の国民的詩人として知られるタラス・シェウチェンコの著作『コブザール』のアラビア語訳が発表された。
外交アカデミーの学長で、元駐レバノン・ウクライナ大使のイーホル・オスタシュ氏が翻訳の完成を発表した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
オスタシュ氏は、この翻訳は世界でアラビア語を話す5億人の人々のために出版されたと強調した。

レバノンの翻訳家・ジャーナリストで、ウクライナ研究も行っているイマデディン・ラエフ氏は、今回の活動は『コブザール』をアラビア語に翻訳するための、初の体系的かつ学術的な試みだと指摘した。
ラエフ氏は、「ウクライナの歴史や人々の遺産、文語の発展に深く浸ることなくして、『コブザール』に近づくことは不可能であることを理解した。シェウチェンコの作品集の最初の翻訳に立ち返るため、私は数十年にわたり、スコヴォロダ、フランコ、レーシャ・ウクラインカ、クリムシキーら偉大な作家たちの作品を研究してきた。アラビア語の読者に、この詩人が生きていた時の雰囲気を理解してほしかったのだ」と語った。

オスタシュ氏は、本書はレバノンのベイルートにある出版社から出版されたが、それは偶然ではないと述べた。レバノンには中東で唯一のタラス・シェウチェンコ像があり、また、レバノンの詩人ミハイル・ナイム氏がアラビア語に翻訳したシェウチェンコの作品『ザポヴィート(遺書)』が刻まれた碑も設置されているからだという。オスタシュ氏は、ナイム氏が1964年、レバノンで行われたシェウチェンコ生誕150周年の記念行事にも参加していたと喚起した。