ルビオ米国務長官、ウクライナ代表団との協議につき「生産的だったが、この先まだ多くの作業がある」

ルビオ国務長官が会合後に記者団に対して発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ルビオ氏は、「私たちはまた１つ、ジュネーヴ会合と今週の出来事の展開に基づいた、非常に生産的な会合を行った」と指摘した。

同氏はまた、米国の立場として、協議の主要な目的は単に戦争を終結させるだけでなく、ウクライナに永続的な平和と安全保障をもたらし、ウクライナに対する新たな侵略を阻止し、さらにウクライナの経済的な繁栄のための条件を創出することだと改めて言及した。

そして同氏は、「私たちはジュネーヴで間違いなくそのための基礎を築き始めたと、私は考えている。一週間にわたるやりとりの中でも、その作業を継続してきたと思う。そして、今日も再びそれを発展させたと思うが、しかし、この先まだ多くの作業が残っている」と述べた。

同氏はさらに、「多くの変数を伴う、デリケートで複雑な問題」を解決する必要があると強調しつつ、同時に、このプロセスには間違いなく関与しなければならないもう一方の当事者、すなわちロシアが存在することにも言及した。

同氏は加えて、ウィトコフ米大統領特使が近日中にモスクワへ向かうと伝えた。そして同氏は、米国側が何らかの形でロシアとの接触を維持しており、「彼らの見方をかなり良く理解している」と発言した。同氏は最後に、「まだ多くの作業が残っているが、今日の会合は、改めて、非常に生産的で有益なものであり、追加的進展を達成したと私は信じている」と強調した。

同氏はまた、米国は課題の複雑さを引き続き現実的に評価しているものの、楽観的な見方も維持していると発言した。

ウクライナ代表団の団長を務めるウメロウ国家安全保障国防会議（ＮＳＤＣ）書記は記者団に対して、今回の会合につき米国側に謝意を表明した。

その際ウメロウ氏は、「私たちは、米国民、米国首脳陣、（編集注：ルビオ）国務長官率いる素晴らしいチーム、スティーヴ・ウィトコフ氏、ジャレッド・クシュナー氏に、私たちとの甚大な作業につき、改めて感謝を表明している」と発言した。

ウメロウ氏はまた、両国の努力の主要な目的は能力ある強力なウクライナだと指摘し、「私たちはウクライナの未来について話し合った。私たちはウクライナ、ウクライナの人々にとってのあらゆる重要な問題について協議した。米国は私たちの非常に協力に支えてくれている」と発言した。

さらに同氏は、ジュネーヴで素晴らしい会合が行われたことを喚起しつつ、同日の会合は「その成功を継続した」と形容した。