ドイツの情報機関は連邦政府よりもロシア体制を批判的に評価していた=元独連邦情報局副局長
ローリングフォーヘン氏がウクルインフォルムとのインタビュー時に発言した(リンク先はウクライナ語)。
ローリングフォーヘン氏は、「ドイツ連邦情報局(BND)は長年、プーチン体制を独連邦政府よりも遥かに冷静かつ批判的に評価してきた」と述べ、「私は、ロシア指導部が旧KGBの環境や組織犯罪の構造によっていかに強固に形成されているかを独情報局が古くから認識していたことを、自分自身の経験から知っている」と述べた。
また同氏は、BNDは現在のロシアの帝国主義的傾向を早期に確認していたとし、「ロシアの帝国主義の復活、その戦略におけるウクライナの中心的な役割を、非常に早い段階で見抜いていた」と発言した。
同氏はさらに、BNDが伝統的にロシアに関する強力な専門的知見を有しており、現在はそれは、ウクライナ関連知見によって補完されていると強調した。その際同氏は、「現BND局長は著名なウクライナ専門家だ。彼は駐キーウ独大使を務めた人物で(編集注:マーティン・イェーガー前駐ウクライナ独大使のこと。2025年にBND局長に任命された)、彼の公の発言は、ウクライナの状況とロシアの侵略政策の両方への深い理解を示している。これは、BNDが今後もこれらのテーマに積極的に取り組んでいく上で、非常に良い前提条件だと思う。同局は伝統的にロシアに関する強力な専門的知見を有している。現在は当然ながら、そこにさらにウクライナという次元が加わっている」と述べた。
同氏は加えて、「ドイツは、一部の他の西側情報機関とは異なり、冷戦終結後も情報手段を用いたロシアの監視と分析を止めたことは一度もない」と強調した。
そして同氏は、否定的な評価が公の場で支配的になりがちであると指摘した。同氏は、「残念ながら、BNDについては、ミスや誤った評価こそが大きく報じられることがとても多い。一方で、内部の人間は、専門的知見の総合水準が非常に堅実であることを知っている」と述べた。