ロシア軍はミサイル70弾と無人機611機でウクライナを攻撃=ゼレンシキー宇大統領
ゼレンシキー大統領がフェイスブック・アカウントで報告した。
ゼレンシキー氏は、「キーウではロシアによる攻撃の被害の除去が続いており、ハルキウでも同様だ。本日未明だけで首都に対してロシアは60弾以上のミサイルを発射した。ウクライナ全体ではミサイル70弾、無人機611機が発射された」と伝えた。
また同氏は、(編集注:報告時点で)キーウでは28人が負傷し、4人が死亡したことが分かっているとし。全ての遺族及び近親者に哀悼の意を評した。
加えて同氏は、「キーウ・ペチェルシク大修道院へのロシアの攻撃により、11世紀にまで歴史が遡る教会であるウスペンシキー寺院が炎上した。これは今日におけるキリスト教文化に対する最大のロシアの犯罪の1つだ。国家非常事態庁はすでに寺院の屋根の火災を鎮火した」と報告した。
被害を受けたキーウ・ペチェルシク大修道院を視察するゼレンシキー宇大統領 写真:マルヤンナ・コティク/ウクルインフォルム同氏はその他、ロシア軍は東部ハルキウの企業への攻撃現場で消火活動を行っていた救助隊員に対して繰り返し攻撃を加えた(編集注:ダブルタップ攻撃)とし、「現時点で、残念ながら5名が死亡したことが分かっている。全ての遺族と近親者にお悔やみの言葉を伝える。9人が負傷した」と伝えた。
さらに同氏は、南部ドニプロでは、ロシア軍は鉄道駅の敷地、専門学校、企業に対して攻撃を加えたとし、そのほかにもキーウ州、ドニプロペトロウシク州、ドネツィク州、ザポリッジャ、スーミ州、ミコライウ州も攻撃を受けたと報告した。
同氏はその上で、「このようにロシアは、今後も戦争を継続する意図を世界に示している。現在首脳会談に集まっているG7の国々の反応が、断固とした中身のあるものであることが非常に重要だ。侵略国へのさらなる圧力、ウクライナへのさらなる防空支援、とりわけ対弾道ミサイル能力の提供が必要だ。命を守るために私たちを支援してくれている全ての人に感謝する」と書き込んだ。
ウクライナ空軍は、テレグラム・チャンネルにて、今回のロシア軍の攻撃の際にミサイルを50弾、無人機を582機撃墜ないしジャミングで阻止したと報告した。
報告には、6月14日18時から15日8時までに、ロシア軍は以下のとおりミサイル70弾、無人機611機(合計681点)で攻撃を仕掛けてきたとある。
・対艦ミサイル「3M22 ツィルコン」6弾
・弾道ミサイル「イスカンデルM/S400」34弾
・巡航ミサイル「Kh101/イスカンデルK」30弾
・無人機611機
これに対して、15日8時時点で、ウクライナ防空戦力は以下632点を撃墜した、ないしは、ジャミングで飛翔を停止させたと書かれている。
・「ツィルコン」5弾
・「イスカンデルM/S400」15弾
・「Kh101/イスカンデルK」30弾
・無人機582機
同時に、8時時点の暫定情報で、42か所で弾道ミサイル20弾、無人機27機が着弾、12か所で撃墜された無人機の破片の落下が確認されているという。