ロシア軍、ウクライナの8州を攻撃=各地被害
ウクライナへの侵略戦争を続けるロシア連邦は、27日から28日朝にかけて、ウクライナ8州を攻撃した。
ウクライナへの侵略戦争を続けるロシア連邦は、27日から28日朝にかけて、ウクライナ8州を攻撃した。
ウクライナの電力会社「ウクルエネルホ」は28日、現在ウクライナ全土での電力不足により、緊急停電が実施されていると発表した。
チェチェン・イチケリア共和国の亡命政府は、1932〜1933年のソ連政権がウクライナにて引き起こした人為的大規模飢餓「ホロドモール」をウクライナ人に対するジェノサイドであると認定した。
ウクライナのゼレンシキー大統領は27日、新たな1週間もまたこれまで同様に困難なものとなる可能性があるが、ウクライナ防衛戦力はパートナーとともにロシアの新たな攻撃に備えていると発言した。
ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は28日、ウクライナの侵略を続けるロシア側の防衛線が徐々にウクライナ側に押されていることから、ロシアはザポリッジャ原子力発電所の支配を維持できなくなるとの見方を示した。
2022年11月27日
英国は、対ウクライナ軍事支援の一環で、レーザー精密誘導ミサイル「ブリムストーン2」を含めた。
ウクライナの原子力発電企業「エネルホアトム」社のコチン総裁は27日、ロシアのマスメディアにて、現在ロシアが占拠しているウクライナ南部のザポリッジャ原子力発電所を国際原子力機関(IAEA)のコントロール下に置く可能性が報じられているとし、もしかしたらそれはロシアが同原発を立ち去る兆候かもしれないとの見方を示した。
ウクライナがアフリカ諸国の食糧危機克服を目的に主導するイニシアティブ「ウクライナからの穀物(Grain from Ukraine)」の立ち上げ首脳会談が26日、キーウで開催され、20以上の参加国や欧州連合(EU)から計1億5000万ドルが集まったことが発表された。
ドイツ連邦共和国のショルツ首相は27日、ロシアはウクライナに対する戦争に勝ってはならないだけでなく、勝たないことがますます明らかになっていると発言した。
ウクライナ首都キーウ(キエフ)の市軍行政府は、同市の市民への電力、水、暖房の供給が再開され、また、携帯電話通信も回復したと発表した。
ウクライナの電力会社「ウクルエネルホ」は、27日11時の時点で、ウクライナの電力需要の約80%を満たしており、不足は約20%だと発表した。
2022年11月26日
ウクライナのイェルマーク大統領府長官は26日、被拘束者交換により、ロシアの拘束からさらに12人のウクライナ国民を帰還させたと発表した。内、9名が軍人、3名が民間人だという。
ウクライナ南部の3月にロシア軍に占領され、11月にウクライナ軍に解放されたヘルソン市への送電が再開された。
ウクライナへの侵略を続けるロシア軍は26日、ウクライナ南部ドニプロ市を砲撃し、住宅街を破壊した。
ウクライナのゼレンシキー大統領は、26日のホロドモール犠牲者追悼の日に合わせて、ウクライナ人は飢餓、闇、寒さの中でも屈することなく、自由への愛を保ったとのメッセージを発出した。
11月第4土曜日は、ウクライナではホロドモール犠牲者追悼の日と定められている。
リトアニア、ポーランド、ルーマニア、ラトビア4国の大統領は、ロシアの現在の侵略に抵抗するウクライナを今後も支援していくとしつつ、同時に1932〜1933年のウクライナで引き起こされた人為的大規模飢餓「ホロドモール」をソ連のスターリン政権の犯罪として承認するよう国際社会に呼びかけた。
ウクライナのクレーバ外相は、いくつかの国はウクライナに対して軍事支援をしながら、そのことは話さないどころか、否定すらしているとし、ウクライナはそのような支援は直接ではなく第3国を経由して受け取っていると発言した。
11月11日にロシアの占領から解放されたウクライナ南部のヘルソン市から、政府が組織する最初の100人の市民の無料避難が行われた。
2022年11月25日
ウクライナへの侵略を続けるロシア軍は24、25日、ウクライナ東部ハルキウ州複数地区、南部のザポリッジャなど、ウクライナ8州を攻撃した。
リトアニアのシモニーテ首相は、ウクライナへの武器供給を加速する上で、現実的な問題として現在ある武器の数が限られていることを指摘した。
英国の軍事インテリジェンスは、ウクライナ東部のスヴァトヴェとバフムートの戦闘にて、ロシア軍の動員兵が多数死亡したとの見解を発表した。
ウクライナの電力会社「ウクルエネルホ」は25日、前日外部電源を喪失していたウクライナの非被占領地域(政府管理地域)にある全ての原子力発電所がすでに電力システムに繋がれ、送電が再開されたと発表した。同時に、これら原発も、1、2日後には緊急停電から計画停電に切り替えられる可能性があると指摘した。
ウクライナのクレーバ外相は25日、ドイツ国会の民主的諸会派が1932~1933年のソ連のスターリン政権がウクライナ民族に対して引き起こした人為的大規模飢餓「ホロドモール」をジェノサイドと承認する決議案に同意したとし、同案は来週投票にかけられると伝えた。
英国のクレバリー外相は25日、ウクライナ首都キーウを訪問し、ゼレンシキー宇大統領やクレーバ宇外相と会談した。
ウクライナのゼレンシキー大統領は24日、キーウ市と15州の電力供給状況が引き続き非常に困難だが、他方で、復旧作業は続いており、徐々に各家庭に電力が戻っていると発言した。
ウクライナ保安庁(SBU)は24日、同日ウクライナとロシアの間で実施された被拘束者交換の様子を写した動画を公開した。
英国のウォレス国防相は、ウクライナに対して、冬季もロシア軍に対して攻撃を仕掛け続けるようアドバイスしている。
24日、ロシアの占領から解放されたウクライナ南部ヘルソンには、ロシア軍のドニプロ川左岸からの砲撃が再びあり、結果集合住宅で火災が発生、4名が死亡、6名が負傷した。