EU諸国の一時的保護下にあるウクライナ人は約441万人
11日、ユーロスタットが関連データを公表した。
データによれば、同年5月末と比較して、EU域内で一時的保護下にあるウクライナからの人々の総数は2万4380人(+0.6%)増加し、440万7675人に達している。

EU諸国のうち、ウクライナからの一時的保護の地位取得者を最も多く受け入れているのは、ドイツの128万6230人で、全体の29.2%。これに続いて、ポーランドの96万1170人(21.8%)、チェコの39万810人(8.9%)となっている。
5月末と比較して、一時的保護下にある人の数はEU27か国中24か国で増加したという。最も大きな増加が観察されたのは、イタリア(+4115人、+8.8%)で、これにチェコ(+3835人、+1%)、ドイツ(+2960人、+0.2%)が続いた。減少が記録された3か国は、ポーランド(ー6335人、−0.7%)、ベルギー(ー35人、−0.04%)、アイルランド(ー15人、−0.01%)。
6月30日時点で、EUにおける一時的保護取得者の98.5%以上がウクライナ市民だった。成人女性が全体の43.4%、成人男性が27%を占め、未成年者が全体のほぼ3分の1(29.6%)を占めた。
なお、2022年2月24日のロシアによるウクライナへの全面侵攻後、EUは、いわゆる一時的保護指令を発動。これにより、ロシアの攻撃から逃れてきたウクライナ国民に対して、EU域内に合法的に滞在し、医療、教育、就労権を含む基本的な社会サービスを受ける権利が付与された。
今年7月15日、EU加盟国はウクライナ国民に対する一時的保護の適用期間を2028年3月まで延長することに合意し、その後EU理事会がこの決定を確定した。
同決定は、とりわけ新たな申請者に対する一時的保護の付与条件を明確にしており、ウクライナ国内法に従った軍関係の義務の履行を証明できない人物には、同保護が付与されない。この新要件はウクライナの現在の防衛ニーズを考慮して導入されると説明されている。