米CIA長官はモスクワ訪問時にソ連崩壊シナリオでのロシアの経済的破綻を警告=報道
ウクルインフォルム
米国のラトクリフ中央情報局(CIA)長官は、8月末のモスクワ訪問時に、ロシアは対ウクライナ戦争に敗北し、その経済が冷戦末期のソビエト連邦と同様に破綻するおそれがあるとする米情報機関の評価をロシア側に伝えていた。
ラトクリフ氏の訪露後の欧州諸国の情報機関に向けたCIAの報告を知る外交関係政府高官の情報を元に、独フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング(FAZ)紙が報じた。
同記事には、「ラトクリフ氏はモスクワに米情報機関の結論を伝えた。その結論とは、ロシアは戦争に敗北するというものである。それは、ドンバスの戦線や、すでにモスクワに到達しているウクライナの無人機戦のことだけの話ではなかった。軍事面では全てが膠着状態に向かっている。しかし、経済面でロシアは持ちこたえられない。冷戦末期のソビエト連邦で起きたように、経済が破綻するというものだ」と書かれている。
同紙の情報によると、それこそが8月末のCIA長官によるモスクワ訪問の本当の理由だったという。
FAZ紙の関係者は、モスクワに伝えられた評価にはワシントンのもう1つの原則的な立場が関連していたと述べる。
記事はこう続く。「そのメッセージには、米国の対ウクライナ政策はこの評価に基づいて構成されるという解説が結び付けられていた。そのためプーチン氏は、ある時点でトランプ氏がゼレンシキー氏を見捨てるなどと期待すべきではない。従って、米国の要求はまた、『交渉せよ!』というものとなっている」。
これに先立ち、8月25日、ラトクリフCIA長官が事前発表なしで、モスクワを訪問していた。
写真:Gabriella Demczuk/Pool