ウクライナ、毎年約1万人が孤児に=社会政策省
ウクルインフォルム
ウクライナでは、毎年平均約1万人が孤児・親の世話を受けられない子供となっている。
7日、社会政策省社会サービス発展・児童権利保護局のルスラン・コルバサ局長の発言を同省がフェイスブック・アカウントにて伝えた。
コルバサ氏は、ウクライナでは、約6万9000人の孤児・親の世話を受けられない子供がおり、そのうち6万3500人強が家族形態の中で子育てを受けており、約4000人が寄宿施設にて生活、1000人強が専門・技術教育施設で教育を受けていると伝えた。
その上で同氏は、「これは単なる数字ではない。1つ1つの数の先に、子供の運命があるのだ。ウクライナでは年間、平均で1万人が孤児となっている。毎年、孤児の数は増えているが、彼らの大半は、寄宿施設ではなく、家族形態の子育てを受けられている。寄宿施設の生活は、子供の成長に否定的な影響を与えるのだ」と発言した。
また同氏は、現在孤児・親の世話を受けられない子供の93%が何らかの家族形態の子育て(養子受け入れ、家族形態子育て施設、その他の子育て受け入れ)を受け入れる準備があると指摘した。