ゼレンシキー大統領を信頼しているウクライナ国民は62%
キーウ国際社会学研究所が2026年3月1日から8日にかけてウクライナで実施した世論調査の結果を発表した。
ゼレンシキー氏への信頼は62%、不信は32%で、その差は+30%となっている。
同時に同研究所は、2026年1月末から2月中旬にかけて、ゼレンシキー氏への信頼は61%から53%へと目立って低下した(同時に、不信感を持つ人は33%から41%へと増加した)ことを指摘している。

その際信頼の低下が最も大きかったのは、「安全の保証」と引き換えに東部ドネツィク州からのウクライナ軍の撤退を承認する用意がある層であったという。
研究所は、「この要求に容易に同意する層では、1月末から2月中旬にかけて信頼感が30%から23%へと低下した(マイナス7)。不本意ながらも同意する層では、58%から43%へ(マイナス15)、態度が不明確な層では59%から42%へ(マイナス17)低下していた。他方で、こうした提案を断固として拒否する層では、信頼は1月末時点で68%、2月中旬時点で64%であり、ほとんど変化がなかった」と指摘している。
また、ドネツィク州に関する提案への態度別に見ると、提案に容易に同意する層でのゼレンシキー氏への信頼は34%、不本意ながら承認する層では54%となっている。
実質的に、ゼレンシキー氏の信頼度は、1月末時点の状況に戻ったことになる。
提案(安全の保証とドネツィク州からウクライナ軍撤退の引き換え)に断固反対する層では、ゼレンシキー氏への信頼は70%であり、これも1月末時点と同様であった。
また、ゼレンシキー氏を信頼している62%のうち、28%が「完全に」信頼している、34%が「どちらかといえば」信頼していると回答したとのこと。
今回の世論調査「オムニブス」は、キーウ国際社会学研究所が2026年3月1日から3月8日にウクライナ全土の政府管理地域において電話番号をランダム抽出し、18歳以上の住民1003人に対して実施したもの。理論的誤差は最大で±4.1%だと書かれている。また、戦争状況下であることから、一定の体系的偏差も加わると指摘されている。
写真:大統領府