ウクライナ語を使った生徒に教師が暴言… 「どの言語を守るべきかを示す出来事」=国家語オンブズマン

ウクライナ語を使った生徒に教師が暴言… 「どの言語を守るべきかを示す出来事」=国家語オンブズマン

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オデーサ市の学校で生徒がウクライナ語を使用したことに対して教師が侮蔑の言葉を投げかけた事件を受け、タラス・クレミン国家語保護全権は、教育・科学省に対し国内全ての教育機関へ説明を行うよう要請した。

12日、クレミン全権がフェイスブック・アカウントにて伝えた

クレミン氏は、「教育者による圧力という類似の事例を防ぎ、繰り返させないよう、教育・科学省に、全ての教育期間に本件の説明を行うよう要請した。私は、言語関係を含め、いかなる差別も罰せられるべきだと思っている」と発言した。

同氏は、オデーサ市第4ギムナジウムの教師がウクライナ語を使った生徒に対して、あってはならない行動をとったと説明した。

また同氏は、「本件は、どの言語に対して圧力の試みが行われているか、ウクライナにてどの国家が保護を必要としているか、という問いに対する回答である」と強調した。

加えて同氏は、「私は、国家語保護全権として、教育者として、一人の父として、言う。そのような振る舞いを子どもに対してとる教師、教育者、教育理論家は、その職に就く権利を持たない。教育法、国家語としてのウクライナ語機能保障法にしたがい、教育プロセスの言語はウクライナ語であることを喚起する」と指摘した。

その他同氏は、オデーサ市議会教育・科学局と同学校の校長に対し、当該教師の免職という迅速な対応につき、謝意を伝えた。

これに先立ち、フェイスブック・グループ「親たちのSOS」に、オデーサ市第4ギムナジウムでの出来事を示す音声記録が公開された。先週、生徒が授業で使うスケッチブックを家に忘れたことを教師に対してウクライナ語で伝えると、教師は、生徒に対して侮辱的な言葉を投げかけ始めた。教師は、「ご覧なさい! ここで何が起きているのか。この子はウクライナ語を話すことで、自分を私たちより上だと思っているのだ。スケッチブックは持ってこないわ、権利は主張するわ。しかもウクライナ語で私から身を守ろうとする…」などと述べる音声が記録されている。

同校のオレーナ・ブイネヴィチ校長は、同校の美術の教師につき、生徒が授業中にウクライナ語を用いたことに対して侮蔑的態度をとったことを受け、同教師を免職したと発表している。


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