中国国営企業、ロシアへ自爆型無人機生産用材料を秘密裏に供給=報道
ウクルインフォルム
中国の国営会社である吉林化繊(JLFIBER)グループが、ロシア軍の自爆型無人機「ゲラン」の生産に関連するロシアの国営企業「ロスアトム」の傘下「ウマテクス」の子会社「アラブガ=ヴォロクノ」へ数百点の部品を送付した。
テレグラフがポリティコとの共同調査の一環で入手したロシア内部文書に記載されていると報じた。
同文書は、ウクライナ政府に近いキーウのシンクタンクである「ウクライナ安全保障協力センター(USCC)」によって、ロシアの情報源から入手されたものだという。
入手された輸送及び税関文書によれば、今年初め、中国の吉林社は「アラブガ=ヴォロクノ」への炭素繊維生産用化学物質46トンの供給を偽装したという。ロシアのタタールスタンにある特別経済区域「アラブガ」に拠点を置く同社は、イランの無人機「シャヘド」をモデルに作られた長射程自爆型無人機の大量生産のため、ロシアの戦略的産業に高品質の炭素繊維を供給しているという。
同社の内部製品リストによれば、「アラブガ=ヴォロクノ」は航空機、ミサイル、無人機、造船、装甲車両向けに、多様なタイプのポリマー結合剤を用いた炭素繊維製品39品目を製造しているという。
2023年から「アラブガ=ヴォロクノ」と「ウマテクス」は、英国、ウクライナ、EU、ニュージーランド、スイスなどの制裁下にある。米国政府もまた、ロシア軍によって使用され得る物品の輸出を禁止している。
同時に、合成化学繊維の製造及び販売を専門とする中国の吉林化繊グループは、現在、西側の制裁対象となっていない。
画像:AI生成