NATOは交渉強制に向けたウクライナによるロシアへの長射程攻撃を支持=フィンランド大統領
ストゥブ大統領がフィナンシャル・タイムズとのインタビュー時に発言した。
ストゥブ氏は、ロシアからのあり得る核エスカレーションに対する懸念はあるものの、ウクライナの長射程攻撃はすでに戦争に関する米国の戦略的思考を変化させており、ウクライナの交渉上の立場を強化したとの見方を示した。
ウクライナへのさらなる支援も議題に上る、7日に始まるアンカラでのNATO首脳会談の前に行われた同インタビューの中で、ストゥブ大統領は、「(編集注:NATOの首脳たちは)ウクライナがなぜこれを行っているのかを理解していると私は思う。皆が、私たちは圧力を強化し続ける必要があると考えている」と発言した。
同氏はまた、現在ウクライナは以前よりも軍事的、政治的、財政的に有利な状況にあり、それがロシアの国内情勢に影響を与えていると指摘した。さらに同氏は、ロシアは前線での損失や経済の低迷だけを理由に戦争を停止することはないとの見方を示し、戦争がロシア国民自身に直接及んで、ロシアの世論が変化した時が、戦争停止の理由になるだろうと指摘した。
加えて同氏は、戦闘行為の終結後にロシアが特に欧州の北方において軍隊を再編することになるため、欧州はロシアの新たな挑発に対して準備しておかなければならないと警告した。
その他同氏は、ウクライナの防衛産業とNATOパートナーたちの統合は、ウクライナがNATO加盟に最大限接近した地位を獲得し、将来の加盟に向けた前提条件を作り出すための最も迅速な道だと強調した。
同氏はさらに、「もし私に選択権があるなら、私たちは今すぐウクライナをNATOに受け入れるだろう。しかし、私はこれが政治計画に含まれていないことを現実的に認識している。それでも、私が強調したい大切な点は、ウクライナがNATOを必要としているのと同様に、NATOもウクライナを必要としているということだ」と発言した。
そして同氏は、無人機及びミサイルの分野におけるウクライナの能力について、「大半のNATO加盟国の能力を凌駕している」と強調した。同氏はその上で、「彼ら(ウクライナ)は、私たちにはない現代戦の分野における知識と能力を有している。(中略)現代戦の分野における能力に関しては、ウクライナはナンバーワンだ」と指摘した。