「有志連合」、停戦後にウクライナへ「再保証軍」を派遣する用意があることを確認
ウクルインフォルム
ウクライナに関する「有志連合」の首脳たちは17日、敵対行為が終わったら、ウクライナへと「再保証軍」(a reassurance force)を派遣する用意がある。
「有志連合」オンライン首脳会合を共同で主催したマクロン仏大統領とスターマー英首相の共同声明に書かれている。英国政府が声明を公表した。
声明には、「彼ら(編集注:首脳たち)は、敵対行為が終結した後での再保証軍を派遣し、またウクライナの空と海の安全確保とウクライナ軍の再生を支援する準備を改めて強調した」と書かれている。
また声明には、首脳たちが、のウクライナへの支援と、トランプ米大統領とロシアの首脳プーチン氏のアラスカでの会談後和平交渉における今後の行動について協議するために集まったとある。
首脳たちは、ワシントンでのゼレンシキー宇大統領のトランプ米大統領との今後の協議への準備の文脈で、「ウクライナへの継続的支援を再確認し、ゼレンシキー大統領の公正かつ永続的な平和への希求を高く賞賛」したという。
声明にはさらに、「首脳たちはウクライナにおける安全の保証の提供に関するトランプ大統領のコミットメントを賞賛した」とあり、また有志連合は安全の保証においては、「ウクライナ多国籍軍」などを通じて、重要な役割を担っていくと喚起されている。
マクロン仏大統領とスターマー英首相はまた、首脳たちに、翌日両首脳もトランプ氏との会談に向けてゼレンシキー氏と共にワシントンへ渡航することを伝えたという。
なお、17日、英・独・仏の主導で「有志連合」オンライン首脳会合が開催された。ゼレンシキー宇大統領は、会合に参加した諸国の首脳全員が、ウクライナの独立と主権に対する明確な支持を表明し、国境を力により変更することに反対したと伝えた。
同会合には、日本の石破首相も出席した。
写真:マクロン仏大統領(X)