ウクライナ汚職捜査機関、政権高官に資金洗浄容疑を通知
NABUがユーチューブ・チャンネルで報告した。
動画の中でNABUのロマニューク捜査官は、政権高官の汚職に対する特別作戦の一環で、「犯罪行為により得た資金の合法化を組織して確保した人物のグループを摘発した」と発言した。
ロマニューク氏はまた、「捜査データに基づく、ダミー会社の複数の口座を通じて合法的な流通に導入され、『ミダス』事件における犯罪組織の参加者の1人の保釈金を支払うために使われた現金1億5000万フリヴニャに関わる案件だ」と述べた。
同氏はまた、グループの構成員には、ウクライナ大統領府副長官、元最高会議議員、国営銀行の理事長、国営銀行の監査委員会委員長などの人物が含まれていたと述べた。
同氏はさらに、捜査データによれば、計画の実現のために容疑者たちは国営銀行及び傘下企業の口座を使用し、「犯罪計画の各段階がその人物によって調整され管理されていた」と述べている。
その他同氏は、「2026年6月29日、『ミダス』事件の容疑者の1人が1億5000万フリヴニャの保釈金で拘留から釈放された。そして8月19日、NABUの捜査官と特別汚職対策検察(SAP)の検察官は、犯罪行為により得た資金によってこの保釈金の支払いを組織し確保した犯罪組織の参加者らに容疑を通知した。犯罪参加者たちの行為はウクライナ刑法第209条第3項(財産の合法化、資金洗浄)で犯罪と定義されている。捜査は継続中である」と発言した。
保釈金が支払われた容疑者の名前は公式には明かされていない。同時に他メディアは、公開された会話の録音の中で「ヘルマン」という名前が聞こえると指摘している。
これに先立ち、6月29日、「ミダス」事件の容疑者であるヘルマン・ハルシチェンコ元エネルギー相のために1億5000万フリヴニャの保釈金が支払われていた。
また、8月19日朝、NABUとSAPは、現職及び元最高会議議員の指導の下、大統領府の高官やその他の者たちの参加を得て活動していた犯罪組織を摘発する特別作戦を実施していると発表していた。
ウクルインフォルムの関係者によれば、NABUの捜査官はイリーナ・ムードラ大統領府副長官のところで捜査行動を行っていたという。
同日、ゼレンシキー大統領は、ムードラ氏を大統領府副長官のポストから解任する大統領令に署名した。
写真:NABU