ロシアはフェリーではクリミアに燃料を十分に供給できない=ウクライナ海軍報道官
プレテンチューク報道官がテレビ番組出演時に、クリミアにおける現在のガソリン不足の状況や、ロシア人がフェリーによる燃料輸送で問題を解決できるかという質問に答える形で発言した。
プレテンチューク氏は、「大量の燃料を供給できていた主要なフェリーは鉄道連絡船だったが、ウクライナ防衛戦力による攻撃を受けて、現在はそのうちの1隻も稼働していない。確かに通常のフェリーはまだある。数隻あり、それらも同様に利用可能だが、その容量は全く異なる。同時に、いわゆる『クリミア大橋』(編集注:ケルチ橋)を通じた類似の輸送は現時点では確認されておらず、敵がそれ(編集注:橋を通じた輸送)を決断したという、確認済みの情報はない」と述べた。
同時に同氏は、クリミアにいるロシアの占領者には、クリミア住民とは別の形で燃料が供給されていると指摘した。その際同氏は、「国際人道法によれば、占領地住民のニーズを満たすことは、その領土を制圧した占領者のみの課題であることを、この機会に喚起しておく。軍人に関しては、当然彼らには相応の供給があるが、いずれにせよ、現在の主要な輸送、被占領下のドネツィク州、ザポリッジャ州、ヘルソン州の一部を通る輸送ルートのことだが、それが攻撃に晒されていることを考慮すると、彼らにとって供給を実現することはかなり困難になるかもしれない」と指摘した。
そして同氏は、ロシア占領者は現在、クリミアに一定の燃料を備蓄しているものの、将来的にはクリミアへの輸送と補給に重大な困難が生じる可能性があると述べた。
これに先立ち、2024年7月、ウクライナ防衛戦力は、ケルチ海峡の露カフカス港にて鉄道フェリー「スラヴャニン」を攻撃していた。同船は、この地域でロシアが保有していた3隻目かつ最後の鉄道フェリーだった。