ウクライナには将来ロシアをクリミアから追い出すリソースがある=ホッジス元米軍高官
ホッジス元米国駐欧州陸軍司令官がウクルインフォルムとのインタビューの際に発言した(リンク先はウクライナ語)。
ホッジス氏は、「少し単純化して聞こえるかもしれないが、クリミア解放に向けた第1段階は、クリミアを孤立させ、ジャンコイ(編集注:クリミア北部の自治体)への道を断ち切り、(ケルチ)橋を破壊することだ。第2には、ロシア人が利用できないように、クリミアを使用不可能にすることだ」との見方を示した。
また同氏は、ウクライナには現在、クリミアのあらゆる場所に到達し、飛行場、残りの艦隊、兵站を破壊できる高精度攻撃手段を有しており、クリミアの1平方メートルごとに打撃を加える能力があると指摘した。同氏はそして、ロシア人がクリミアに留まることはできない、クリミアは彼らに何の利益ももたらさないと理解するよう、これらの施設への攻撃を継続する必要があると主張した。
同氏はさらに、クリミアへのルートも断ち切る必要があるとし、ウクライナの無人機は既にジャンコイへの道路上にあるあらゆる目標に命中させ、兵站を妨害することが可能だと指摘した。また同氏は、ケルチ橋について、橋は既に損傷しており、一部には穴が開いていると述べ、同橋は巨大な心理的影響を有しており、それが存在する限り、たとえ最終的に和平が合意された後であっても、ウクライナがアゾフ海に進出する可能性の障害となると指摘した。
その上で同氏は、「したがって、あの橋は遅かれ早かれ崩落するだろう」との見方を示した。
また同氏は、ロシア人を退去させ、その後にウクライナが軍を同半島に進入させることは、より長く、より複雑なことだと指摘した。そして同氏は、ロシアの石油・ガスインフラを破壊するための長距離高精度手段を使用した総合的な努力によって、それが実現するとの見方を示している。
同氏はその上で、「クリミアはこの戦争の最も重要な場所、ポイントである。そして、クリミアをコントロールする側が戦争に勝利する」と主張した。同氏はその際、「ロシアがクリミアのコントロールを継続する場合、戦争の終結や長期的で持続可能な平和の達成を想像することは、私にはできない。ロシアがクリミアをコントロールしている限り、ウクライナはアゾフ海に進出することも、マリウポリやベルジャンシクを復興することも決してできない。そして当然、ロシアは例えばオデーサやミコライウからの航行を今後も妨害する可能性がある。そのため、クリミアの問題は解決されなければならない」と発言した。