調査報道機関がロシアの対欧州ハイブリッド作戦に関する文書を公開
ウクルインフォルム
国際調査報道機関の「OCCRP」は、ロシアによる、ウクライナの信頼失墜とEU諸国内の対立誘発を目的とした、欧州における大規模なハイブリッド作戦について記された文書の調査報告を公開した。
OCCRPの報告について、ウクライナの国家安全保障国防会議(NSDC)傘下偽情報対策センターがテレグラム・チャンネルで伝えた。
今回公開された報告は、「デルフィ・エストニア」の記者たちが入手し、「OCCRP」に提供したリーク文書を専門家たちが分析したものだという。その流出したロシアの文書によれば、ロシアはこれらのハイブリッド攻撃を組織するために、ロシア大統領府の高官らが直接管理し、また制裁対象となっている「ソーシャル・デザイン・エージェンシー」を利用しているという。
今回公開されたファイルは、2025年から2026年にかけてのハイブリッド攻撃の綿密な計画内容を明らかにしている。その中には、パリのモスクの近くに豚の頭を置くことやホロコースト記念館の冒涜行為、「ウクライナのナショナリスト」を装ってシャルル・ド・ゴール像を冒涜する計画までに及んでいるという。また、文書内で「成功したキャンペーン」と表現されている「ウクライナ大統領の高級不動産」という偽情報を拡散するプロジェクトに関する情報も含まれているという。
偽情報対策センターは、今回公開された調査内容により、欧州におけるロシアの潜在的影響力ネットワークの巨大な規模と体系的な性格がはっきりと示されていると指摘した。センターはまた、ロシアの情報作戦の実行に国外で勧誘されたエージェントが関与していることは長期的なハイブリッド脅威を生み出しており、欧州諸国に対してロシアに関連する機関への管理の強化を要求するものだと主張している。
OCCRPが公開した報告書の全文は以下のリンクで閲覧可能。