キーウへの大規模攻撃 負傷者21人、死者2名
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ウクルインフォルム
ウクライナ首都キーウでは、22日未明のロシア軍によるミサイルと無人機の大規模攻撃による負傷者数が21名に増加している。死者は2名。
トカチェンコ・キーウ市軍行政府長官がテレグラム・チャンネルで伝えた。
トカチェンコ氏は、「現時点で、21人の負傷者を確認している。内5名が児童だ。2名のキーウ市民が死亡した」と伝えた。
ロシア軍のキーウへの攻撃の被害 写真:キリロ・チュボチン/ウクルインフォルム
またゼレンシキー宇大統領は、フェイスブック・アカウントで、前夜のロシア軍の攻撃によりウクライナ全土で計6名の死者が出たと報告した。
ゼレンシキー氏は、「ロシアが戦争長引かせに関して十分な圧力を感じていないことを証明するもう1つの夜だ。夜間中と朝、私たちの防空戦力、機動射撃班、迎撃用無人機操縦者が活動していた。普通の街が攻撃を受けた。主に私たちのエネルギー部門だが、しかし、住宅にも多くの着弾がある。ザポリッジャで火災、キーウの建物に着弾がある」と伝えた。
また同氏は、キーウ州、オデーサ州、チェルニヒウ州、ドニプロペトロウシク州、キロヴォフラード州、ポルタヴァ州、ヴィンニツャ州、ザポリッジャ州、チェルカーシ州、スーミ州で被害が出ており、死者は6人出ていると報告した。
これに先立ち、ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、22日未明から朝にかけて、首都キーウをはじめ、同国各地をミサイルと無人機による大規模複合攻撃を行っていた。キーウ州では死者が3人出たことが報告されている。