ロシア軍、ミサイルと無人機でウクライナを攻撃 各地に被害

ロシア軍、ミサイルと無人機でウクライナを攻撃 各地に被害

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ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、19日から20日にかけての夜間、同国各地をミサイルと自爆型無人機で攻撃した。

西部テルノーピリ州では、ロシア軍は産業施設を攻撃し、火災が発生した。テルノーピリ州軍行政府にて記者会見が行われた。

マスレイ国家非常事態庁テルノーピリ州総局局長は、「3時頃、私たちは、テルノーピリ市の企業の1つにおける火災に関する通報を受けた。現場到着までに、燃料・潤滑剤が保存されていた場所の1つに着弾して火災が発生したことが判明した」と伝えた。

6時50分に火災は消し止められたとしつつ、現在も消火活動が続いていると報告された。

中部キーウ州のクラウチェンコ州軍行政府長官は、フェイスブック・アカウントで、同州では、撃墜されたロシアの自爆型無人機とミサイルの破片の落下により、1つの自治体で4軒の民家と経済施設が破損したと報告した

その際同氏は、「未明と朝、敵はキーウ州を自爆型無人機とミサイルで攻撃使用とした。目標は防空戦力により撃墜された」と伝えた。

民家と経済施設で窓や扉が割れ、壁面が破損したものの、重要インフラ施設への着弾はなく、犠牲者も出ていないという。

南部キロヴォフラード州のライコヴィチ州軍行政府長官は、フェイスブック・アカウントで、同州では撃墜された自爆型無人機により、建物の屋根や窓、自動車などが破損したと伝えた。犠牲者は出ていないという。

北部スーミ州の州軍行政府は、テレグラム・チャンネルにて、20日未明、ロシア軍はスーミ州のエネルギー施設をミサイルで攻撃したとし、1万8500世帯以上、72の自治体で停電が発生したと伝えた。現在修理・復旧活動が行われているとし、重要インフラ施設の一部への送電はすでに再開されているという。

その他、公共放送「ススピーリネ」は、未明、西部フメリニツィキー州で爆発音が聞こえたと報じた

オレシチューク空軍司令官は、テレグラム・チャンネルにて、ロシア軍によるミサイル・無人機攻撃につき報告した

同報告によれば、20日未明にロシア軍が発射したミサイルと無人機の種類と数は以下のとおり。

・弾道ミサイル「イスカンデルM/KN23」2弾(露ヴォロネジ州から発射)

・巡航ミサイル「イスカンデルK」1弾(露ブリャンスク州から発射)

・誘導航空ミサイル「Kh59」数弾(露クルスク州と被占領下ザポリッジャ州から発射)

・自爆型無人機「シャヘド」26機(露プリモルスコ=アフタルスク、エイスク、クルスクから発射)

これに対して、ウクライナ防空戦力が撃墜したのは以下のとおり。

・「イスカンデルK」1弾

・「Kh59」2弾

・「シャヘド」25機

撃墜は、キーウ州、ドニプロペトロウシク州、ミコライウ州、ヘルソン州、ヴィンニツャ州、フメリニツィキー州、キロヴォフラード州、スーミ州、チェルニヒウ州で行われたという。


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