「ウクライナの将来はNATOの中」=NATO加盟国、コミュニケを発出
NATO加盟国首脳は11日、ウクライナによるNATO加盟の道における進展を確認した上で、ウクライナの将来はNATOの中であるとするメッセージを発出した。
2023年7月11日
NATO加盟国首脳は11日、ウクライナによるNATO加盟の道における進展を確認した上で、ウクライナの将来はNATOの中であるとするメッセージを発出した。
北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は11日、NATO加盟国首脳がウクライナに対しては「加盟行動計画(MAP)」が免除されることで合意したとしつつ、ウクライナへNATO加盟への招待が出されるのは「条件履行後」となると発言した。
ボドナール駐トルコ・ウクライナ大使は11日、ウクライナの海洋港からの農産物の安全な輸出を定めた合意「黒海穀物イニシアティブ」の効力延長問題において、ウクライナは、協議よりも、トルコのエルドアン大統領によるロシアへの政治的影響力に期待していると発言した。
フランスのマクロン大統領は11日、同国はウクライナに対して、長射程ミサイル「スカルプ」を供与すると発表した。なお、「スカルプ」は、英国がすでにウクライナに供与している「ストームシャドー」のフランスの名称のもの。
ウクライナのゼレンシキー大統領は11日、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席するためにリトアニア首都ビルニュスに到着した。
11日、リトアニア首都ビルニュスにて、NATO首脳会議が始まった。ウクライナは、同会議にて、明確な安全の保証と明白なNATO加盟展望(戦後の加盟への招待)を得たいと考えている。
ウクライナのゼレンシキー大統領は、NATO首脳会議の開催されているビルニュスにて、ウクライナ抜きで同国のNATO加盟招待の条件についての表現が協議されていると批判した。
北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は11日、ロシアの対ウクライナ侵略戦争は消耗戦に変貌してきており、そのためNATO同盟国は可能な限り弾薬をウクライナに提供しなければならないと発言した。また、クラスター弾の供与や使用に関しては、加盟国が個別に決めることだと指摘した。
ロイター通信は、ロシアの傭兵集団「ヴァグネル」が同国で反乱を起こした際、一部のロシア軍人はヴァグネルの進軍を止めるよう命令を受けていながら、実行に移していなかったと報じた。
ウクライナ国防省参加情報総局は11日、ロシア連邦南部クラスノダール市にて、ロシア黒海艦隊潜水艦「クラスノダール」の元指揮官、セルゲイ・ルジツキー中佐が何者かに銃殺されたと報告した。同潜水艦は、ウクライナへのミサイル攻撃に関与していたという。
ウクライナへの侵略戦争を続けるロシア軍は、11日未明に自爆型無人機により同国各地を攻撃。キーウ州では、民家12軒と集合住宅1軒が損傷した。犠牲者は出ていない。
2023年7月10日
ウクライナのゼレンシキー大統領は10日、ウクライナには今こそ北大西洋条約機構(NATO)の将来の加盟に関する明確なシグナルが必要だと発言した。
ウクライナのゼレンシキー大統領は、11、12日にリトアニア首都ビルニュスで開催される北大西洋条約機構(NATO)首脳会議への出席することを認めた。
ウクライナの国家非常事態庁は、日本政府と国際連合開発計画(UNDP)から、爆発物処理部隊用の特別車両14台を受け取った。
ウクライナのマリューシカ司法相は、ロシア連邦のウクライナに対する侵略戦争の損害を補償するメカニズムは見つかっていると発言した。
ボドナール駐トルコ・ウクライナ大使は、マリウポリ防衛戦でウクライナ側の部隊を率い、ロシアからの解放後にトルコで保護されていた5名の指揮官のウクライナへの帰還に際し、トルコはウクライナに何の条件も出さなかったと発言した。
ウクライナのクレーバ外相は10日、北大西洋条約機構(NATO)加盟国が、集中的な協議を経て、ウクライナのNATO加盟に関して「加盟行動計画(MAP)」を必要としないことでコンセンサスに至ったと報告した。
ドイツ政府関係者によれば、11、12日のビルニュスにおける北大西洋条約機構(NATO)首脳会議の際に、ウクライナに対してNATOへの加盟招待が出されることは期待すべきでないものの、ウクライナNATO間パートナーシップの水準は著しく引き上げられることになるという。
ウクライナへの侵略戦争を続けるロシア軍は9日、同国南部ザポリッジャ州のオリヒウへの空爆を行った。10日朝の時点までに判明している犠牲者数は、死者4名、負傷者13名。
ウクライナで実施された最新の世論調査によれば、89%の人々が2030年までにウクライナが北大西洋条約機構(NATO)に加盟していることを支持していることがわかった。
米国、英国、フランス、ドイツは、11日に始まる北大西洋条約機構(NATO)首脳会議にて、ウクライナのための安全保証のフォーマットを発表するつもりである。
ウクライナのクレーバ外相は9日、米国のブリンケン国務長官と電話会談を行い、ビルニュスで今週始まる北大西洋条約機構(NATO)首脳会議につき協議を行った。
ウクライナのステファニシナ欧州・欧州大西洋統合担当副首相は、ビルニュスで始まる北大西洋条約機構(NATO)首脳会議へのゼレンシキー大統領の出席に関しては最終的決定はまだないと発言した。
ウクライナのゼレンシキー大統領は、ロシア国内での傭兵集団「ヴァグネル」の反乱の試みにつき発言し、同国にてまた別の反乱が生じる可能性について言及した。
2023年7月9日
ウクライナのゼレンシキー大統領は、ウクライナ軍がクリミアに到達したら、協議を求めてくるだろうとの見方を示した。
9日、ウクライナのゼレンシキー大統領とポーランドのドゥダ大統領は、ウクライナ西部ルーツィク市を訪れ、「ヴォリーニの悲劇」と呼ばれる、ウクライナ・ポーランド間で長年歴史論争となっている事件の犠牲者を共同で追悼した。
ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は8日、ロシアが現在の戦争の前線で2、3回敗北すると、戦争はロシア連邦国内空間に移動し、同国で権力争奪戦が始まるだろうとの見方を示した。
ウクライナのゼレンシキー大統領は8日、西部リヴィウにて、ウクライナ防衛の祈祷式典に参加した。
8日、ゼレンシキー宇大統領とともにトルコから帰還した、マリウポリ防衛戦にてウクライナの国家警護隊アゾフ連隊(当時)を指揮していたデニス・プロコペンコ氏は、前線に戻る意向を示した。