ロシアはオレシュキの人々がロシア支配地域へ行くよう全力を尽くすだろう=ゼレンシキー宇大統領
ゼレンシキー大統領がTSNとのインタビューの際に、記者からの10月27日からのオレシュキとその周辺地域における局地停戦の合意、被占領地の地雷除去の問題などの質問に答える形で発言した。
ゼレンシキー氏は、「当然のことながら、ロシアはその人々がロシア側(編集注:ロシア占領地及びロシア領の意)へ向かい、そこに留まるような形で地雷除去を行うべく、あらゆることを行うだろう。つまり、彼らは単に人々を解放するようなことはしない。人々のうちの一部は、当然ながら、何らかの形で私たちが管理しているウクライナ側へ避難するだろう。現場でどうなるかは、その場の状況次第だ」と述べた。
また同氏は、オレシュキに閉じ込められている人々のうちどれだけを救出できるかが重要だと強調した。同氏はその際、「彼らに生きてほしい。望ましくは、彼らが目的を達成し、私たちのところ、ウクライナへ避難できることだ。ここなら当然、彼らに必要な全てを提供し支援できる…。ロシア自らが道路を封鎖し、地雷を敷設し、砲撃していたのだ。そして人々、私たちの社会は、彼ら(ロシア)が(編集注:例えば次のようなプロパガンダ動画を)見せてくることに備えておかなければならない。『ごらん、ロシアへ行きたがっている1000人の人がいる、あのファシストたちが彼らのことを砲撃していたのだ』と」と述べた。
同氏はまた、27日から停戦体制を設定することを提案したのは米国だと明かした。
同時に同氏は、「そしてそれは1日だけというわけにはいかない。そこには人道ミッションが到着しなければならないため、数日間に及ぶことになる。彼らがそこへ到着しなければない。人々がそこへ到達しなければならないため、その地域では停戦が生じなければならない。(中略)ミッション、米国人、私たち、ロシア人が到着する。ロシア側が現地にいるのは明らかだ」と指摘した。
そして同氏は、この状況で人々の避難を確保するためには、ロシア側が道路の地雷を除去しなければならないと発言した。
同氏は加えて、「私たちはそれを確認し、現地でそれら全てのことに取り組まなければならない。そして現地では…、少なくとも私は人権担当官に関連の指示を出したし、私たちは保安庁(SBU)や軍人とも協議した。どのような避難が可能かというシグナルを私たちは受け取らねばならない。当然ながら、道路の地雷が除去されれば、人々は単に移動できるようになる」と発言した。
これに先立ち、米国のメラニア・トランプ大統領夫人は23日、ロシアが占領するウクライナ南部ヘルソン州オレシュキ市のみを対象とする、ロシア・ウクライナ間の局地的な停戦合意を達成したと発表していた。
ウクライナのルビネツ最高会議人権問題担当全権代表は、メラニア氏の発言を認めた上で、「合意の枠組みにおいて、第1に停戦体制が確保される。第2にオレシュキへ人道支援物資が搬入される。第3にオレシュキからの民間人の自由な移動が確保される」と伝えていた。
またルビネツ氏は24日、ロシアのラントラトヴァ人権全権とオンライン会談を行い、ウクライナ南部被占領下オレシュキでの事前に合意された人道ミッションの詳細を協議していた。
ウクライナ軍参謀本部は、ウクライナ南部一時的被占領下オレシュキでの人道作戦実施のため、ウクライナは10月27日未明から指定区域において停戦体制を導入すると発表していた。