ロシア、停戦と引き換えに一部の制裁解除を提案する可能性=ゼレンシキー宇大統領
ゼレンシキー大統領がブルームバーグとのインタビューの際に発言した。
ゼレンシキー氏は、「ロシアは一定の企業に対する制裁解除と引き換えに、停戦の問題を提起する可能性があると思う。彼らが自国の銀行を運営できるようにするために、SWIFT(国際銀行間通信協会)の制裁解除を提起していることを知っている。ウクライナにとっては、それは全て大きなリスクだ」と述べた。
そして同氏は、米国及び欧州に対し、ロシアへの制裁を維持し、ロシアによる制裁緩和の試みに屈しないよう呼びかけた。
同氏はまた、トランプ氏の特使であるウィトコフ氏とクシュナー氏をキーウに招待している件は、現在も有効であると認めた。その際同氏は、彼らはウクライナ側担当者と電話で連絡を取り合っていると伝えた。
その他同氏は、ウクライナはロシアが5月9日のパレード開催のために提案した停戦が、ロシアによる戦術的な欺瞞になることを望んでいないと述べた。また同氏は、ウクライナを含む多くの国が、5月8日に第二次世界大戦の犠牲者を追悼していると指摘した。
同氏はそして、現在プーチン氏が停戦についてどのような期間を念頭に置いているかは不明だと述べた。
同氏はその際、クレムリンが1日または数日間の休戦を求めているのは、モスクワで毎年開催される軍事パレードを、ウクライナによる潜在的な攻撃から守るためだとという見方を示した。同氏は、「彼らは数時間の間パレードが平穏に行われることを望み、その後に攻撃を再開したがっているのだ。私たちは、いかなる停戦もロシアによる戦術的な欺瞞になることを望まない」と補足した。
同時に同氏は、民間人の保護に役立ち、捕虜交換を促すような停戦イニシアティブについては支持することを改めて表明した。その際同氏は、「ロシアとの真の停戦提案が存在するのであれば、私たちは常に肯定的に対応する」と述べた。
なお、ゼレンシキー大統領は4月30日、ロシアが5月9日の停戦を提案したとの情報につき、米国大統領のチームから詳細を得るように指示を出していた。
写真:大統領府