トランプ氏とプーチン氏の電話会談は常に多くの疑問を残す=カラスEU上級代表
ウクルインフォルム
欧州連合(EU)のカラス外交安全保障政策上級代表は4月30日、前日のトランプ米大統領とロシアの首脳プーチン氏による電話会談について、「常に多くの質問が、回答のないまま残されている」とコメントした。
カラス上級代表の発言をガーディアンが報じた。
エストニアで開催された北欧・バルト諸国(NB8)外相会議に出席したカラス氏は、ウクライナに関する和平交渉は「長引いている」ようであり、トランプ氏とプーチン氏の電話会談で何らかの大きな進展があったかどうかは不明だと述べた。
また同氏は、「トランプ大統領とプーチン大統領の電話会談を目にする際、そこには常に多くの質問が、回答のないまま残されている」と語った。
さらに同氏は、「ロシアは、イランの米国に対する英雄的な(戦い)を公然と称賛している」ことを踏まえると、その電話会談にはある種のパラドックス(逆説)があると述べた。
同氏は加えて、EUはロシアに対してより強い圧力がかかることを望んでいるとした上で、「私たちは今回の電話会談において、それを目にすることはなかった」と指摘した。
これに先立ち、カラス氏は、EUは、モスクワと意味のある交渉を行う前に、EUとして「この戦争が終わった後にロシアに対してどのような要求を行うか」を分析していると言及していた。
なお、米国の戦争研究所(ISW)は、ロシアの首脳プーチン氏は、4月29日に行われたトランプ米大統領との電話会談を利用し、対ウクライナ戦争における当初の軍事目標を放棄するつもりがないことを改めて示していると指摘している。