ウクライナ外務省、ロシアによる占領下ウクライナ領へのプロパガンダツアー参加者に対する制裁措置示唆

ウクライナ外務省、ロシアによる占領下ウクライナ領へのプロパガンダツアー参加者に対する制裁措置示唆

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ウクライナのティーヒー外務報道官は28日、ロシア国防省が企画・実施したロシアが占領するウクライナ領へのプロパガンダ・プレスツアーに参加した報道関係者に対して、法的措置をとることを示唆した。

ティーヒー外務報道官がXアカウントで伝えた

ティーヒー氏は、「ロシア国防省が企画した、ウクライナの被占領地へのプロパガンダ・プレスツアーに参加した複数の国際的報道機関に関する情報を知って、怒りを覚えた」と投稿した。

同氏はまた、そのプレスツアーの参加者は全員、ウクライナの国境の非管理地点で越境したことで、国際法とウクライナ国内法を侵害したと指摘し、彼らは入国禁止を含む法的措置に直面することになると指摘した。

そして同氏は、ウクライナ外務省はこれらの全ての報道機関の本社に公式に連絡を取り、謝罪とこのような行動の停止を要求すると伝えた。

その際同氏は、「もしロシアの戦争犯罪者が、盗みを働き、甚大な苦難をもたらした土地で、偽りの面を見せるためだけにあなた方を案内している場合、それはジャーナリズムではなく、戦争犯罪の美化なのだ」と強調した。

同氏は加えて、これら報道機関がロシア国防省主催のツアーを楽しんでいる最中に、少なくとも28人のウクライナ人ジャーナリストがロシアの牢屋に不法に拘束されたままだと換気した。そして同氏は、彼らの解放は極めて困難な課題であり続けているとし、例えば、ニュースサイト「ウニアン」のドミトロ・ヒリューク記者の解放に向けた努力は長い時間を要したことを喚起した。また同氏は、ロシアは全面侵攻の期間に、ウクライナの報道関係者、報道期間に対して800件以上の犯罪を行ったと指摘した。

その上で同氏は、「そのようなツアーこそが、マスメディアへの信頼が低下し、人々が、善悪の区別できない記者ではなく、ソーシャルメディアを選択することになっている理由そのものである」と訴えた。


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