ウクライナの対弾道ミサイル・システム構築は8か国が支援していく可能性あり=ゼレンシキー宇大統領

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ウクライナの対弾道ミサイル・システム構築は8か国が支援していく可能性あり=ゼレンシキー宇大統領
ウクライナのゼレンシキー大統領は9日、独自の対弾道ミサイル・システムをできるだけ早く構築するために、ウクライナは欧州のパートナー国の支援を必要としているとし、同プロジェクト「フレイヤ」には8か国が参加する可能性があると発言した。

ゼレンシキー大統領がオンラインでの記者団とのやりとりの際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「『フレイヤ』プロジェクトには、私たちのリーダーシップがある。なぜ私たちのリーダーシップがあるのか? それは、ミサイルがウクライナ製だからだ。しかし、そのシステムにはミサイルや発射台だけでなく、レーダー、管制、多くの様々な要素が必要となる。私たちの対弾道ミサイル・システムを非常に迅速に構築するためには、ウクライナが自国の対弾道ミサイル・システムのためにまだ有していない物の生産を有す欧州のパートナー国が必要なのだ。そのため、プロセスを加速させるべく、私たちは『フレイヤ』という名前のプロジェクトを開発した。私たちは、全ての国、つまり私たち独自のシステム構築を支援できる国が8か国あることを理解しており、そのシステムは後にウクライナと欧州全体を助けることになる。このプロジェクトの成功をとても期待している。間違いなく、近日中、あるいは数週間以内にパートナー国が私たちを支援してくれれば、もしそれが実現すれば、それはウクライナの防衛産業部門にとって大きな助けとなり、大きな突破口となる」と発言した。

さらに同氏は、「『フレイヤ』は、私たちのウクライナの対弾道ミサイル技術である。私はそれを『欧州の』と呼ぶが、それでも私たちの主導下にある。このプロジェクトは、弾道目標の迎撃に関して『パトリオット』の類似品となるべき私たちの対弾道ミサイル・システムであるが、(中略)大量生産が可能で、より安価なものとなる。少なくともそのような課題が、私から私たちの製造業者に対して出されている。(中略)この方向性での私たちの最初の会合がフランスで開催される。そしてそれは近々行われる」と述べ、その会合は近日中に開かれることを認めた。

同氏はその際、この会合の際にウクライナは、対弾道ミサイル・システム「フレイヤ」の欧州共同生産プロジェクトを、各国の首脳、企業、安全保障担当首脳補佐官たちに提示すると述べた。

そして同氏は、「もし首脳たち、諸国の生産能力、諸国の企業が『フレイヤ』を支持すれば、それは近々動き出すことになる。それは、正直に言って、第一の課題だ。そして『フレイヤ』は何よりもウクライナを助けられるのだ。その時、私たちは自国の能力でウクライナの空を閉じることになる。また、重要なこととして、私たちはこの戦争中にウクライナを支援してくれた全てのパートナー国、何よりも欧州諸国と『フレイヤ』を共有することになる」と述べた。

その他同氏は、弾道ミサイルが世界全体にとっての脅威となっている一方で、対弾道ミサイル・システムやそのミサイルが決定的に不足していると指摘した。同氏はさらに、最も効果的なシステムは依然として「パトリオット」であり、ロシア・ウクライナ戦争の期間中にその能力を証明したと述べた。同氏はその際、「パトリオット」の供給を支援してくれている米国や欧州のパートナー国に対して謝意を述べた。

加えて同氏は、ウクライナは「SAMP/T」システムを受け取ることも期待していると述べた。同氏は、ウクライナはそのようなシステムを受け取るため、フランスとマクロン仏大統領とすでに相応の合意に署名したとしつつ、しかし、生産量が少ないことや他国による長い順番待ちがあるため、「パトリオット」と「SAMP/T」の供給には時間が必要となると指摘した。同氏はそして、だからこそウクライナは、防空分野における独自の欧州プロジェクトの実現をはじめ、一度に複数の方向に取り組んでいるのだと説明した。

これに先立ち、6月、ドイツの防衛企業「ヘンゾルト」とウクライナの企業「ファイア・ポイント」は、弾道ミサイルの探知及び迎撃を目的とした地上ベースの防空システム「フレイヤ」の部品の共同統合に関する覚書に署名していた


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