ゼレンシキー宇大統領、中東での戦争によるウクライナにとってのリスクを指摘
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は、中東での戦闘によるウクライナにとっての主なリスクは、防空ミサイルの供給減少のおそれと、世界的な石油製品価格の上昇だと指摘した。
ゼレンシキー大統領がライ・イタリアとのインタビュー時に発言した。
ゼレンシキー氏は、「米国からの公開、非公開のシグナルによって懸念が生じている。それは、この軍事作戦の継続についてであり、それに伴い米国が自国や同盟国のために追加の防空システムをあてにしていくだろうということだ。また、彼らは自国の『PAC2』『PAC3』(編集注:防空システム「パトリオット」用ミサイル)の生産能力を精査することになるだろう。つまり、戦争が長期化した場合、米国がウクライナへの防空システムや防空ミサイルの供給を減らすおそれがあるという懸念だ」と説明した。
また同氏は、現在、石油価格の上昇により欧州及び世界の誰もがエネルギー危機に直面していると指摘した。同時に同氏は、ウクライナにおけるエネルギー危機は何よりまずロシアの戦争に関連したものだと述べた。同氏はそして、「しかし、戦闘によって石油製品の輸入が減少、あるいは完全に封鎖されていることも明らかだ。これはすでに世界のエネルギー価格に影響を与えている。それは挑戦であり、全ての国がその解決に取り組むことになるだろう」と述べた。
さらに同氏は、イラン政権がロシアに武器を供与してきたことにも言及した上で、現在イランがこの瞬間にロシアへ何かを供与できる可能性は小さいため、その懸念は少し和らいでいると述べた。同時に同氏は、「しかし、かつて彼らはライセンスを譲渡しており、現在はそれらのイランのライセンスに基づいて、ロシア自身が相応のミサイルや無人機を製造している」と指摘した。