独政府、ロシアによる最近のハイブリッド攻撃を大規模紛争への準備と評価=報道
ブルームバーグが、入手した「ドイツ作戦計画」(Operationsplan Deutschland、OPLAN)と題されたドイツ国防省の報告書の内容を報じた。
同文書では、ドイツが自らを欧州における北大西洋条約機構(NATO)の主要なハブとして位置づけており、エネルギー・インフラや防衛インフラに対するロシアの秘密裏のハイブリッド攻撃の最初の標的になると予想されると指摘されている。
文書には、「特定されているハイブリッド措置や攻撃、特にドイツで行われたものは、ロシアが安全保障政策や『集団的西側』との戦いにおいて意図的に使用している手段と見なすべきである」と記されており、これらの措置は「軍事紛争への準備としても役立ち得る」と指摘されている。
同文書は、国内及び外国の情報データを引用し、ロシアがNATOに対する大規模な戦争を遂行し、生き残るための能力と戦略的選択肢を発展させようとしていることを示していると指摘しているという。また独国防省は、ロシアがNATOの東翼に通常攻撃を仕掛けた場合、ドイツは最前線の国家や陸軍の直接対決の場にはならないと見ている。
さらに文書には、「ロシアは、抑止、そして必要であれば防衛を目的としたNATO軍の東翼への展開を阻止するか、少なくとも妨害するために全力を尽くすだろう」「しかし、ロシアは依然として、いかなる潜在的な紛争もこの地域に限定する必要がある、つまりアメリカとの直接的な軍事対決を避ける必要があると見ている」と指摘されている。
ブルームバーグは、この文書がは10月にロシアが欧州の国境を試す決意を固めており、いつ紛争が「直接対決」に変わってもおかしくないと述べた、マルティン・イェーガー独連邦情報局新長官の最近の警告とも一致すると説明している。
ドイツの国家安全保障戦略に記されている通り、独国防省はロシアを「ドイツの安全保障に対する最大かつ最も直接的な脅威」と見なしている。
同省はまた、ロシアがハイブリッド措置を用いて、ドイツ政府の様々なレベル間の繋がりの弱点を意図的にターゲットにし、調査しているとの結論に達したという。
独国防省報道官は、同作戦計画が機密事項であることからコメントを控えたが、ロシアがドイツのインフラに対する秘密裏の攻撃を強化していることは認めた。