ウクライナ・米国間の「安全の保証」協定案はほぼ準備完了=ゼレンシキー宇大統領
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は26日、現在ウクライナは平和を確保するための5つの文書に取り組んでいるとし、その中で安全の保証に関するウクライナと米国の間の二国間協定案はすでに署名に近い段階にあると発言した。
ゼレンシキー大統領が記者団からの質問に答える形で発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ゼレンシキー氏は、「まず、私たちは毎日複数の文書に取り組んでいるが、文書は現在5つある。安全の保証については、いくつかのニュアンスについて話し合いたい。私たちには安全の保証に関するいくつかの協定があり、私たちと米国の間のものと、私たち、米国、欧州の同僚たちとの間の枠組み的なものだ。私の見解では、現在、私たちと米国の間の協定はほぼ準備ができている。署名するかしないかという問題は、私の考えでは、私たちの会談がどのようなフォーマットで行われるかによる二次的な問題だ。そのため、その文書はすでにテーブルの上にあると思っている」と発言した。
その際同氏は、ウクライナと米国の間の二国間(安全の保証に関する)協定に署名する準備はできているが、トランプ大統領ともう一度話し合う必要があると補足した。
同氏はその他、米国、ウクライナ及び欧州が取り組んだ20項目の和平計画案に関しては、ロシアを含む全ての当事者が合意した場合にのみ署名が可能になると指摘した。
その際同氏は、「良いだろうか、私たちには20の項目があり、そこにはウクライナ、米国、ロシア、欧州という4つの当事者が存在する。当然ながら、20項目は、ロシア抜きでも、あるいは欧州抜きでも、署名することはできない」と強調した。