ウクライナの防衛開発支援機関と日本の楽天、ウクライナ防衛企業支援で合意
ブレイヴ1がフェイスブック・アカウントで伝えた。
発表には、「私たちは、ウクライナの防衛テック企業の支援のために、日本の技術リーダー企業『楽天』との協力を始める。最初の協力段階は、5月21〜23日に行われる日本での唯一の大規模防衛技術展覧会である『DSEI Japan』のウクライナ代表団の参加となる。計画では、日本政府やその他のパートナーたちとの潜在的な協力がある」と書かれている。

ブレイヴ1のクシュネルシカ代表は、今回の合意達成について、「日本は強力な科学基盤と多くの先進的技術を持つ。私たちは、防衛能力強化と人道的プロジェクトの両方で技術開発に共同で取り組んでいく。楽天は、ユニークなパートナーであり、私たちは一緒に両国の未来に貢献できることを確信している」とコメントした。
発表にはまた、日本で開催される「DSEI Japan」は、ウクライナの防衛企業が日本の政府機関、研究センター、防衛関連機業、潜在的投資家へとアクセスを得ることに役立つと指摘されている。

楽天グループ執行役員社長室室長の向井秀明氏は、「私たちは、ウクライナの技術導入が、日本政府にスタートアップのイノベーションをより効果的に活用させるるようになり、またそれがウクライナ復興への重要な貢献となることを願っている。私たちは、日本がかつて経験した経済的奇跡をウクライナで再現することを期待している」と発言した。

展示会では、次世代戦闘無人機用のソフトウェアおよびハードウェア、自律型無人機群、リアルタイムの状況認識ソリューション、AIによる地理空間情報把握など、ウクライナの防衛テック企業による革新的技術や製品が披露される予定だという。
その他、ウクライナの防衛テックコミュニティを代表して、「ヴァンパイア」や「シュライク」で知られる最大級の無人機開発企業も出展するという。