ウクライナ軍、トルコ製無人機を東部で初めて使用 露占領軍の火砲を破壊

ウクライナ軍、トルコ製無人機を東部で初めて使用 露占領軍の火砲を破壊

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ウクライナ軍は、ウクライナ東部の統一作戦圏にて、トルコ製攻撃型無人機「バイラクタル」を初めて使用した。

26日、ウクライナ軍参謀本部がフェイスブック・アカウントにて発表した

発表には、「今日、10月26日、ウクライナ軍総司令官、ヴァレリー・ザルジュニー少将の命令を受け、統一部隊作戦実施圏にて、調査・攻撃型無人機システム『バイラクタル』が初めて戦闘に使用された」と書かれている。

参謀本部は、同使用に先立ち、ロシア占領軍からの攻撃があったと伝えている。具体的には、同日14時25分から15時15分にかけて、ロシア占領軍が122ミリ口径榴弾砲D-30によりフラニトネのウクライナ統一部隊配置地点に対して砲撃、これによりウクライナ軍軍人2名が負傷、内1名が死亡したと報告された。その際、ウクライナ側は、敵の砲撃開始時に欧州安全保障協力機構(OSCE)ウクライナ特別監視団(SMM)を通じて停戦要求を出し、さらに外交チャンネルを通じて口上書を送付したが、ロシア占領軍は対応しなかったという。

これを受け、ウクライナ参謀本部は、「敵を強制的に攻撃停止させるため、ウクライナ軍総司令官の命令に従い、『バイラクタル』が使用された。同無人機は、衝突ラインを越えず、誘導弾により、ロシア占領軍保有の火砲1点を破壊した」と伝えた。その後、敵のウクライナ側への砲撃は止まったという。

これに先立ち、2020年12月14日、ウクライナ国防省は、トルコ企業との間で複数の防衛関連契約を締結、2021年7月には、ウクライナ海軍の装備用にトルコ製無人機バイラクタルTB2の1機目が到着していた。

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※修正更新(10月28日9:56):ウクライナ軍参謀本部によるフェイスブック・アカウントにおける発表日を、10月27日から10月26日に修正しました。


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