ウクライナの旅団元指揮官等数名に、民間人2名の殺害事件で容疑通知
軍法務局がフェイスブック・アカウントで公表した。
同局は、今回の措置は、シルシキー軍総司令官の指示により、軍法務局の軍人が国家警察キーウ州総局と共同で実施したものだと説明している。
今回民間人2名の不法拘束と殺害の容疑を通知されたのは、ウクライナ陸軍作戦司令部「ピウニチ(北)」第155独立機械化旅団の元司令官など複数名の人物だという。
同局は、警察との連携で、短期間で容疑者を特定し、ウクライナの複数の地域で一連の逮捕を成功させたと伝えている。
これに先立ち、他報道機関の報道によると、6月28日未明、キーウ州で7名の人物が兄弟2名の自宅の庭に押し入り、彼らを何処かへ連れ去ったという。法執行機関内の関係者が報道関係者に伝えたところによれば、本件に基づき、「キーウのアンナ」第155独立機械化旅団(A5001基地)の大隊長を含む軍人9名が拘束されたという。
国防省の公表情報によれば、今年2月からA5001基地(「キーウのアンナ」第155独立機械化旅団)の指揮官はスタニスラウ・ルチャノウ中佐であり、同氏は以前、第425独立強襲連隊「スケリャ」の本部長を務めていた人物。
6月23日、オンラインメディア「バベリ」は、第425独立強襲連隊「スケリャ」に関する調査報道を公開。記者たちは、「スケリャ」に動員された軍人の親族を中心に、関係者30人に取材した他、同連隊から逃げ出したり、今も所属する軍人数十人にも取材した上で、過去半年で同連隊の訓練センターで26名の訓練兵が死亡したと主張した。さらには、訓練を受けている者に対する拷問や虐待の事例についても伝えていた。「スケリャ」は、報道された軍人の死亡の一部を認めている。
同連隊における軍人への暴力や不当な扱いの可能性に関しては、国家捜査局が捜査している。同局は、本件の報道よりも前に、関連の刑事捜査がすでに開始されていたと伝えている。
また、スタニスラウ・ルチャノウ中佐は、部隊を無断離隊したと伝えられていた。