ペチェルシク大修道院のある方面をロシア軍は無人機2機で意図的に攻撃した=ゼレンシキー宇大統領
ゼレンシキー大統領がロシアの攻撃により被害を受けたキーウ・ペチェルシク大修道院及び「ミステツィキー・アルセナル」を視察した結果をテレグラム・チャンネルで報告した。
ゼレンシキー氏は、「今キーウにいる。ペチェルシク大修道院及び『ミステツィキー・アルセナル』では、救助隊員がもう火災を鎮火した。(中略)ロシアの無人機2機が、大修道院及び『ミステツィキー・アルセナル』が位置する市内の方面を意図的に攻撃したことが確認された」と指摘した。
また同氏は、現時点でキーウでは35名が被害を受けたことが分かっていると伝えた。また、このロシアによる大規模攻撃により国全体では53名が負傷し、11名が殺害されたと報告し、遺族及び近親者に哀悼の意を表明した。
ペチェルシク大修道院を視察するゼレンシキー大統領 写真:マルヤンナ・コティク/ウクルインフォルム
同氏はさらに、今回のロシアの攻撃の被害及び必要な対応について、パートナーたちとずっと連絡をとっていると述べた。その際同氏は、「各国の首脳、市民のリーダー、国際機関が沈黙しないことが重要だ。今週と来週の国際行事が、私たちの防衛強化及びこの戦争を巡るロシアへのグローバルな圧力のための真の成果をもたらすよう、外務省及び私たちの全ての外交チームに対して、本日パートナーとの全ての接触を最大限に活発化させるよう指示した。このロシアの攻撃に対する公正な対応が必要だ」と強調した。
ロシア軍の攻撃で炎上したキーウ・ペチェルシク大修道院 写真:キリロ・チュボチン/ウクルインフォルム
同日、ウクライナ保安庁(SBU)は、ロシア軍によるキーウ・ペチェルシク大修道院への攻撃は自爆型無人航空機「ゲラン2」によるものだと発表した。
SBUは、捜査により、ロシア軍はキーウへの大規模攻撃の最中である6月15日1時50分に同修道院の施設を攻撃したことが判明したと伝えた。

現場検証の結果、SBUの職員は、大修道院の敷地内にあるウスペンシキー寺院のステファニウシキー側殿に着弾したロシアの自爆型無人機の機体とエンジンの破片を発見したという。
無人機の破片を検証したところ、破片に記載されている識別ナンバーから、その一部の部品はロシア領内のアラブガ特別経済地区で製造されたものであることが判明したと報告されている。
また今回の攻撃の結果、ウスペンシキー寺院の屋根、ドーム、壁、窓ガラスが損壊したという。死傷者は出ていないとのこと
その他爆風により、キーウのペチェルシキー地区にある近隣の民間インフラ建物も損壊した。
動画:ナジーヤ・ズヴャヒナ/ウクルインフォルム
動画:コスチャンティン・ボーヴァ、ナジーヤ・ズヴャヒナ/ウクルインフォルム
これに先立ち、なお、ロシア軍は、15日未明、キーウに対して大規模攻撃を行っていた。市内では、キーウ・ペチェルシク大修道院やドウジェンコ映画スタジオ、集合住宅などが被害を受けている。市内では、死者が5名確認されている。