欧州の安全保障はウクライナに始まりウクライナで終わる=デンマーク首相
フレデリクセン・デンマーク首相がキーウで開催された北欧バルト諸国(NB8)首脳会合の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
フレデリクセン氏は、「これはウクライナに始まりウクライナで終わる。私たちはそれを知っている。だからこそ私たちはあらゆる可能な手段で4年あるいは5年間にわたりあなた方を支援してきた。そして今、欧州の全ての人、米国も該当するが、人々が理解すべきことは、私たちが今自国や自国民を守ることができる唯一の手段は、ウクライナに寄り添うことだ」と発言した。
同氏はまた、ロシアによる対ウクライナ全面戦争が欧州の安全保障へのアプローチを根本から変えたと述べ、ウクライナは欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)の加盟国となるべきであり、欧州はウクライナを支援し、自国民を守ることができるよう再軍備しなければならないと訴えた。
同氏はさらに、「欧州の安全保障に関する考え方は完全に変わった。だからこそあなた方にはEU加盟が必要だ。この壇上にいる全員がそれを支持している。そしてあなた方はNATOのメンバーになる必要がある。なぜなら、戦場で得た全ての経験、生産方法、軍の規模、信じるもののために命を捧げる覚悟、これらは私たちがあなた方から学ばなければならないものだからだ」と述べた。
その他同氏は、キーウでの会談において、首脳たちはウクライナの防空や対弾道ミサイル防衛の強化について協議したと指摘した。同時に同氏は、欧州諸国は特に無人機やその他の軍事能力の分野においてウクライナの戦闘経験を活用することに関心を持っていると伝えた。
記者団からの質問に答える形で、フレデリクセン氏は、ウクライナへのシステム「パトリオット」のより多く供与することと、同時に対弾道ミサイル防衛を構築することを支持する考えを示した。その際同氏は、「一部のパートナーに対してより多くのシステム『パトリオット』を供与するよう説得を試みるべきだろうか。その通りだ。ウクライナに防空システムが不足していることは完全に明白だ…。したがって、より多くのシステム『パトリオット』がウクライナに供与されることを私たちは望んでいるが、皆が全てを手放すことができるとは言えない。なぜなら私たちも残りの欧州を守らなければならないからだ」と発言した。
同氏はまた、ロシアは欧州の未来や欧州の国境に影響を与えることを目指しており、欧州諸国はすでに日常的にハイブリッド戦争に直面しているため、ロシアの戦争はウクライナだけに留まらないと強調した。そして同氏は、だからこそ欧州諸国は結束を維持し、自力で防衛できるようにならなければならないと訴えた。
写真:マルヤンナ・コティク/ウクルインフォルム