銀行警備に暴力を受けた記者、取材時の動画が復元できたと発表

銀行警備に暴力を受けた記者、取材時の動画が復元できたと発表

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ウクルインフォルム
調査報道番組「スキーム」の記者たちは、ウクレシム銀行取材時に銀行側により削除された取材チームへの暴力を映した動画の復元に成功したと発表した。

ニュースサイト「ラジオ・スヴォボーダ」が報じた

発表には、「スキーム編集部が技術専門家に問い合わせたところ、国営ウクレシム銀行総裁のイェウヘン・マツヘル氏執務室にて番組撮影班に対する襲撃時に同行従業員により削除された動画の復元に成功した。動画は、二つのビデオカメラのどちらのカードからも復元できた」と書かれている。

記者たちは、復元した動画を公開し、同動画には今回の出来事の様子が記録されていると伝えた。

動画では、マツヘル・ウクレシム銀行総裁が「ヴォロージャ(編集注:同行職員)、あいつをつまみ出せ。何であいつはここを歩いているんだ?」と、撮影を続ける撮影班カメラマンについて発言している。

また、同動画により、記者たちが部屋に閉じ込められていることもわかる。「ヴォロージャ」と呼ばれるウクレシム銀行情報製作局長のヴォロディーミル・ピカロウ氏が記者による動画撮影を止めさせようとする姿が写っている他、「誰もそれを外には持ち出させない。頼んだはずだが、お前たちは何をしたいというのだ? あなたたちはこれを冗談だと思っているのか?」と述べる姿も見られる。

その後、マツヘル総裁が「カメラを取り上げろ」と部下に命令し、部下が記者キリル・オウシャニー氏の手からカメラを奪う姿が写っている。

さらに動画には、ウクレシム銀行側の人物がカメラマンに対して暴力を振るう場面も写っている他、マツヘル総裁が「IT専門家と行くんだ。(放送禁止用語)を全部削除しろ」と述べる場面も見られる。

その後、職員は記者から奪ったカメラを持ち去るが、カメラの一つは録画を続けており、エレベーターに乗って別の階の別の部屋へ移動する様子や、「全部消そう。まだ録画されている! 完全に消すんだ。ゼロにする、全部だ」「わかっている」「全部消せ。もうすぐここに総裁が来る」「課題は、全部消すことだ」「消すのか?」「そう、ゼロにするのだ」といったやりとりが写っている。

これに先立ち、4日、ラジオ・スヴォボーダの汚職犯罪調査報道プロジェクト「スキーム」の記者がイェウヘン・メツヘル・ウクレシム銀行総裁へのインタビュー時に暴行を受けたと発表。記者たちは、同総裁が質問の一つを気に入らず、その後警備員がムービーカメラマンに暴行し、機材や動画データ保存器具を取り上げたという。1時間後にこれらは返却されたが、インタビュー全編や襲撃を映した動画は全て削除されていたと説明された。

警察は、本件に関して、記者活動妨害の可能性で刑事捜査を開始している。


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