ゼレンシキー宇大統領、米中露首脳会談の可能性について「新たなヤルタ会談は望まず」
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は27日、11月に開催される可能性が指摘される米国、中国、ロシアの首脳会談の際に、中東情勢やウクライナについて語られるおそれがあるとの見方を示した。
ゼレンシキー大統領が記者団とのやりとりの際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ゼレンシキー氏は、「中国、ロシア、米国が何について話し合う可能性があるかは、今日の時点で確定していない。間違いなく中東については話すだろう。間違いなくウクライナについても話すだろう。(編集注:1945年のヤルタ会談のように同会談が)影響(圏)の再分割が行われる『ヤルタ2』とか『3』とか『4』にはなることは、強く望まない。『影響』ではなく、そのように再分割が可能だという『思考』の再分割とでも呼ぼうか」と述べた。
また同氏は、現代世界は技術革新や(影響力の)分散により、第二次世界大戦前後の世界とは大きく異なっているとし、同氏自身は、(当時のように)3か国間で単に影響圏を再分割することをは不可能だと思っていると指摘した。
同氏は加えて、そのような会談の開催に最も関心を示しているのはロシアであるとし、ロシアにとってはその3者会談は、アラスカ・アンカレッジでの米露会談以降の時期における、大きな外交的成果となり得ると指摘した。一方で同氏は、その3者会談には、中国にとっての利益が見出せないとし、中国がそのような会談形式に最も関心を示していないのではないかとの推測も示した。
その際同氏は、「私は中国にとっての利益がわからない。ロシアにとってはその形式は有益だということは確実にわかる。どのような会談になるか見てみようではないか」と述べた。
その他同氏は、ウクライナとしては、アブダビでのウクライナ、米国、ロシアの3者会談が、中国での会談よりも前に開催されることを望んでいると強調した。
写真:大統領府